決断が出来ない。 | 1日の作り方

決断が出来ない。

あの日から、一年以上が過ぎた。

初めて先生のことが好きだと言い切れたあの日。

本当はもうちょっと前から分かってたけど友達に言うには、認めるというのが、出来なかった。

恥ずかしさだとか、意地だとか、やっと捨てられたあの日。

先生だって1人の人間。
好きになってもしょうがないってやっと思えた。


そして今。

好きだと確信してから、いいことも嫌なことも沢山あった。

先生は意地悪だし、放任主義だから全然構ってはくれないんだけど、「学校に来れば会える」ってことで、毎日の活力になってた。生物の授業が楽しみだった。


だけど。


だけどやっぱり。


辛い。辛いんだよ。
苦しいよ。


先生は人気があるから。
男子にまで嫉妬した。
嫉妬というとちょっと違うか。
なんだろう。

とにかく、嫌だ。

先生は「お前は悩むのが好きなんだよ」って言った。
あたしもそう思う。
けど、今、悩んでる場合じゃないんだよ。
いっぱいいっぱい考えることが有りすぎて、何も考えられないんだよ。

先生に言えることは一つも無いの。
あたしは口下手だから、うまく言えないんだ。

多分そんなに悩んでないんだと思うんだ。
ただ先生と話したかっただけなんだよ。


卒業まであと少し。

先生と会える日もあと少し。

なのにあたしは昨日も講座をズル休みした。


先生に会いたくないから、だと思う。

先生を好きだから、だと思う。






決断が出来ない。




先生のことを、


先生への想いを、





小さく、小さくする決断。