新宿署生活安全課所属鮫島警部、通称「新宿鮫」
五年ぶりの最新作ひらめき電球


「絆回廊 新宿鮫Ⅹ」大沢在昌



新宿署の刑事・鮫島は、偶然街で見かけた売人・露崎からある情報を得る


それは“初老だが強烈な存在感を放つ大男”が、長期刑を終え“警察官を殺す”ために拳銃を欲しがっている、というものだった


さらに、ある記者から、晶にクスリがらみの内偵が入ってるという情報を得る


半信半疑ながら鮫島は晶に会うが、逆に自分との関係が鮫島の立場を危うくするのではないかと心配する晶

“「心配しなくていいよ、あたしとマッポの仕事と、どっちが大事なんて訊きはさないから」

「お前だ」

「大丈夫かよ」

「わからん。いってから俺も驚いた」

「何だよ、それ」”


晶の事が気掛かりながらも大男を阻止すべく捜査を開始した鮫島―


だが聞き込みに行った暴力団・須動会の元組長・姫川が、何者かに殺害される

さらに鮫島自身も狙われ、露崎も姿を消す―


そして捜査線上に浮かびあがる、中国人犯罪組織『金石』の名前
だが、『金石』に関する情報は、内閣情報調査室の下部機関に抑えられ、しかもそこにはかつてのライバル香田の姿があった―


やがて、鮫島は大男の正体が、かつてやくざも恐れた新宿の愚連隊、伝説的アウトロー・樫原だという確信を得る

だが、樫原の行方は庸として知れない―


果たして、樫原の標的は誰なのか?

謎の組織『金石』の目的とは?

そして、鮫島と晶の関係は終りを迎えてしまうのか―

親子、恩人、上司、同胞、しがらみ、恋慕の念…


各々の“絆”が交錯した時、人々の運命は走りだす―


“まったく新宿って街は妙なところだ
いろんなことがあって、ばらばらに飛び散ったもんが、いつのまにかまた集まってきちまうのだからな”


そして衝撃と感動のクライマックスへ―



比類なき迫力と疾走感、哀感と余韻―
五年ぶりの“鮫”をぜひ得意げ


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