それまでの検査の「チャンピオン」
以前は、私にとって大掛かりな検査というと、胃カメラと大腸カメラでした。
胃カメラと大腸カメラは、数回受検したことがありました。これらもなかなか苦しい検査です。
準備にかかる時間や検査時間、検査中の苦しさから言うと、それまでの私にとっては圧倒的に大腸カメラが検査の”チャンピオン”でした。
大腸カメラは検査中も苦しいのですが、検査前に腸を洗浄するために2時間ほどかけてニフレックという、まぁ下剤の水溶液を2Lほど飲みます。これが苦しい。この水溶液は身体に吸収されないので、飲むだけではなくて、出すんですけど...。
大腸検査の場合は、曲がり角がたくさんあるので、ファイバーカメラの先端がコーナーを曲がるたびに苦しいと言うか、痛いのです(^^;
三大検査
この5年余りの間に、今まで経験していなかった数々の検査を受けましたが、その中でも特にインパクトのあった”三大検査”は、①「アンギオ検査」、②「超音波気管支鏡(内視鏡)検査」、そして③「PET-CT検査」です。
第1位は「アンギオ検査」
さて、私の中で何と言っても第1位は「アンギオ検査」です。私は、「聴神経腫瘍」の摘出手術のための検査として受けました。アンギオ検査というのはアンギオグラフィ(Angiography)という手法を用いて、体のあちこちの血管の様子を調べる検査のことです。日本語では血管造影法と呼ばれています。私が受けた脳の手術に関する血管の検査は「脳血管造影検査」と呼ばれています。
簡単に説明すると、大腿部の動脈からカテーテルを脳の血管まで挿入し、造影剤を注入して血管のレントゲン写真を撮ります。これで腫瘍の周りの血管の様子や腫瘍自体に栄養を送っている血管の有無など調べます。腫瘍に太い血管が入り込んでいると、手術の時、出血の危険が大きくなるので、そういう場合は手術の前にあらかじめ問題のある血管を閉塞させる処置をするのです。
実を言うと、検査中はそれほどの痛みや苦しさは感じませんが、何しろ覚醒した状態で脳の血管にカテーテルを入れられるわけですからねー。ある意味本番の手術よりも怖かったです(^^;
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