ちなみに、東京大学脳神経外科のHPには、
「ガンマナイフは、数ある脳疾患に対する定位放射線治療装置の中で、20年以上の⻑期的な効果と安全性が証明されている唯⼀の機器といえます」と紹介されています。
ググってみると沢山の事例が紹介されています。
治療の行程はどこの施設でもだいたい次の4つの行程で行われるようです。
①フレーム装着
②画像検査
③治療計画
④治療
①のフレーム装着とは、頭蓋骨の中の病巣(腫瘍など)部分に放射線のビームの焦点を正確に固定するために、ステレオタクティックフレーム(stereotactic frame)という器具を患者さんの頭に装着します。放射線の照準をミリ単位の精度で合わせる必要があるので、この器具をズレたりしないように、頭蓋骨の外板と呼ばれる部分までピンというのかネジを打ち込んで固定するそうです(^^;
勿論、局所麻酔をしてからやるので痛くはないそうですが...。
(独立行政法人医薬品医療機器総合機構HPより)
こんな感じです。
②の画像検査はおなじみのCTやMRIによる撮影ですね。このフレームにいろいろアタッチメントを付けて行うようです。
③の治療計画では、②で撮ったCTやMRIの画像データをコンピュータに読み込ませて、治療に使用するコバルト60の放射線を照射する範囲や照射する線量を計算します。
④はいよいよ治療です。
放射線が出てくるコリメータという装置(201個もある)のついたハリネズミのような特殊ヘルメットに、①で固定したフレームのまま頭部をセットします。
(コリメーター collimator :粒子や波(光など)を平行にする装置)
照射時間は平均20分程度だそうです。照射中は局所麻酔をするそうです。
ハリネズミヘルメット(平成記念病院HPより)
経験された方によると、治療が終わり、麻酔が切れてくると頭が痛くなってくるようですが、これは照射した患部の痛みではなく、頭部に固定したフレームによるものということです。
痛みは1時間ほどで収まるという説明もありました。
入院は2泊3日で、1日目は説明と検査、2日目が治療本番で3日目の午前中には退院できるようですね。治療そのものは苦痛も無く、例のフレームを固定した跡が4か所ほど傷になるので、その瘡蓋(かさぶた)がとれるまで1週間ほどは洗髪できないのが不自由なぐらいです。
調べてみて、ガンマナイフ治療そのものについては、少し安心しました(笑)
2020年ブログ月別 INDEX |
---|
◇ 1月のブログ整理(片耳日記) |
◇ 2月のブログ整理(片耳日記) |
◇ 3月のブログ整理(片耳日記) |
◇ 4月のブログ整理(片耳日記) |
◇ 5月のブログ整理(片耳日記) |
◇ 6月のブログ整理(片耳日記) |
◇ 7月のブログ整理(片耳日記) |
◇ 8月のブログ整理(片耳日記) |
◇ 9月のブログ整理(片耳日記) |
◇ 10月のブログ整理(片耳日記) |