お父さんはまだまだ頑張ってます。
ほとんど問いかけには無反応で目を見開い
ては一点を見つめたり、トロトロしたり
です。
骨転移した左肩に痛い時はよく右手を当て
てたので、今はクセでそこに手が行くのか
本当に痛いのかわかりません。
でも看護師さんによってモルヒネ点滴を
少し早く落としてもらってます。
末端に血液が回らないので手足が冷たく
舌まで色が変わってます。
口の中は乾き切ってますが嚥下が出来
ないので水を飲む事が出来ないので
スプレーで水を吹きかけてくれたり、
氷を小さく小さく砕いて口に含ませて
少しでも湿られるように工夫してもらっ
てます。
2年前の今日、二女と3人で淡路島へ
一泊で遊びに行った写真を1枚1枚
スライドさせながら見せてました(涙)
見てるのかどうかはわかりませんが
きっと心で見てくれてると信じてます。
この旅行の4日後にこの病気が発覚した
のですが、ちょっとした症状が出てたの
で、帰りの明石大橋を渡ってるときに
もう来れないのではないかと、不安に
感じたのを覚えてます。
帰りの廊下でまた主治医と会いました
「お父さんは頑張ってますよ。本当に
よく頑張ってます」と言って頂き涙が
止まりませんでした。