もうちょっとだけ喋らせてください。

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岩手を中心に活動する“曲を書いて歌う人”、佐々木結の日々の記録。

一応アーティストブログだった筈なのに、音楽カテゴリが異様に少ないのは気のせいだろうか。
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シオン錦秋湖の旧館解体工事、ついについにですなぁ。


お手伝い行きたかったんだけどずっと実習でチャンスを逃してて、最後の最後にやっと行けました。

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盛岡教会組で乗り合わせて錦秋湖へ。

たった数時間だったけど、何か出来てよかった。


でもさすがに旧館入った時は切なかったなぁ。






キャンプは楽しかった。


すっごい楽しくて、幸せで、



でも同じくらい辛いことも山ほどあった。



何故北上に来ることになったのかとか、何があったのかとか、大人になった今でも私は知らない。


分からないからこその葛藤もあって。



もう15年になるだろうか。

モヤモヤして、気持ち悪いものがずーっと巣食ってた。


それは今でも変わらずにココにいて、私を自由にしてくれない。


けど、そろそろいいのかな、と。



ちゃんとケジメ付けようって思えた。



その点においては、旧館の建て替えはいい機会なのかも。


いつまでも縛られてないで、とっとと次に行けよ、と。




旧館だけじゃなく、キャンプが一つ新しくなる度に、どんどん無くなってく気がしてた。


私がここにいた証はいつか本当に無くなるんだって思ってた。




けど、それは形として見えなくなってもちゃんと残ってて。



子どもの頃、キャンプで大事に育てられたことも。

初めてピアノと出会ったことも。

寂しい思いもしながら、それでもキャンプが大好きだったことも。

突然引っ越すことになって訳が分からなくなったことも。

子どもには分からない何かがあったって気付いたことも。

それでもやっぱりキャンプが大好きだったことも。

二十歳を越えてもなお、信仰を育てられてきたことも。


全部全部、消えることのない事実で。


その事実があったからこそ、今の自分があって。



育った場所だから寂しいし悲しいし切ないけど、あんまり嫌じゃなくなった。


行ってよかったなぁ。


旧館の匂いを感じてちょっと泣きたくなったけど、もう平気。


20年分、やっと思い出に出来るなぁ。


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