時は流れる | 我が名は・・・あきたまっ♪

我が名は・・・あきたまっ♪

声優・ナレーター 秋田まどかによる

食と妄想を綴った日記。

フィクションとノンフィクションの狭間で・・・。

今、生きていられることに感謝。
大切な人達と
この一年、時を過ごせたことに
本当に感謝します。

一年前、
あの時間。
私は劇場にいました。
友人のお芝居を観に
地下の小さな劇場へ。

お話も中盤に差し掛かったころ。
何が起きたのか
舞台上の役者も含め
瞬時には理解できませんでした。

客席の照明がつき、
とにかく外へ。
出たところはアーケードのある商店街。
そこも危ないので
何もない駐車場へ。

何十人もの人達と
ただただ揺れがおさまるのを待っていました。
このまま抗うことのできない大きな力に
飲み込まれてしまうんだな~と
ただ呆然としていました。

その後、揺れはおさまり、
お芝居は再開しましたが
また余震。
その日は中止となりました。

そこからは
乗れるバスに乗り、
途中で降りてひたすら歩き。
友人の家までたどり着きました。

移動中はワンセグで
何が起こったのかを知り。
知らない人達とも情報のやり取りをしたり。
父や母と何とか連絡を取り合い、
とりあえず合流できた友人と
安心からか泣いてしまったり…。

考えてなかったわけではないけれど
あらためて、
生きること、いのち、
自分の人生、
周りの人達、
大切なものは何なのか、
………
たくさんたくさん
ぐるぐるぐるぐる
考えました。


時は流れて
1年。
まだ考えているし
ぐるぐるぐるぐる。

それでも生きています。
生かされています。
大切に活きなければ。




ありがとう。
ありがとう。