前記事でMIKIKO先生の振り付けには血の匂いがすると書きました。
もっと直接的に言えば女性ならではの血生臭さというほうが適切かもしれない。
根源的なエロスと言うか・・・
更に「dot.」の時も感じたある種の狂気も秘めている気がする。天才特有のものですな。
自身の公演では解放されて如何なく発揮されているそれらは、さすがに他人への振り付けでは
封印している印象です。愛弟子であるPerfumeでさえも。
ただPerfumeに関しては過去何度か図らずも本来の特質が溢れてしまった作品がある。
それがedge-⊿MIX。
観れば観るほどこれこそelevenplayの萌芽ではないかと思えてならない。
(そもそも楽曲が狂ってるから思わず共振したのではないかとw)
そしてエロティシズムという事で言えばNIGHT FLIGHTあたりもそうなんだけど
個人的にはやはりスパイスかなと。
『わくわくが欲しい』の部分で尻を叩くなんてのは『ダメよ』と抑制するための
スパンキングを取り入れているとしか思えないし、全体に女性のしなやかさを
最大限活かした振りになっている。これは彼女達が大人になったからこそ。
ギミックなしで照明効果のみで観せきる演出なのはその辺当事者達も解ってるでしょうけどねw
今後MIKIKO先生自身が己の中に潜む狂気とエロティシズムを
どこまで解放してPerfumeに投影してくれるか見ものです( ̄ー ̄)
現時点ではドームでのClockworkがそのひとつの到達点であったような気がしてます。
早く確認したい(←結局それw)