特報と予告編を観て引っかかるものがあったので渋谷シネマライズ夜の部に行ってきました。
現地ではなんとひでちんさん、TDCさん、PPPさんと遭遇(笑)
映画だけ観られればと思ってたら2回目も舞台挨拶付きで儲けた感ありw
『 5つ数えれば君の夢 』公式サイト
さて、ライブと違い映画作品についてのネタバレするほど野暮じゃないので詳細は避けますが
これは女子流云々を抜きにしてかなりの佳作ではないかと。
舞台は文化祭間近の女子校という極めて閉鎖的な空間での群像劇に焦点を絞ってるのが良い。
しかも人物や状況設定についての説明は一切無し。
観る側が想像を働かせないと登場人物の関係性すらよく判らないかもしれない。
個人的にはこれこそ映画という感じで好きですね。
全体にはまさにエヴァ以降の若手監督作品だなーと。
(後半「まるきりエヴァじゃん」というシーンがあってニヤニヤが止まらずww)
他にも庵野作品『ラブ&ポップ』『彼氏彼女の事情』を思い出すシーンが頻出というね。
セリフ回しも独特で、日常会話では絶対使わないような単語や哲学的表現を放り込んで来る
監督のセンスは押井守作品も思い出したりw
まぁ一般的にはやはり『キャリー』を連想する人も多いんじゃないですかね( ̄ー ̄)
その意味でクライマックスシーンではいつ新井さんと庄司さんが超能力合戦始めて
べーやまがいつ割り込んで来るかと一瞬思ってしまった(笑)
冗談はともかく、5人均等に描かれてはいるんだけど個人的にこの映画で真の主役は
べーやまこと山邊未夢さんではないかと。
彼女が園芸部というのが利いてます。
後半まで手入れしてる花がコスモスやパンジー等だったのがクライマックス以後には
変わってるのを観て唸りました。あれは象徴的で良いカットだなと。
本編ラストも特にハッピーエンドという訳でもなく淡々と切ない終わり方で好きです。
あの終わり方は女性には男よりクルものがあるのかもしれませんな。
入場待ちしてる時出て来た1回目の女性客で泣いてる人もいたし、実は僕の隣が
一人で来てた若い女性だったんですがエンドロールで泣いてるようでした。
女子流メンバーの演技はみんな予想以上に良かったと思います。ただそれとは別に
ATフィールド全開にした新井ひとみの美少女っぷりは凄まじいものがありますな…
あれを観るだけでも価値はあるかもしれませんw
作品中もキャラは完全に不思議ちゃんなんだけど(;^_^A
http://youtu.be/cjkW7mBnO1Y