よく言われるセリフで「Perfumeの曲は古くならない」というのがある。
そんなことはないだろ?と。
良い曲であってもやっぱり録音当時から音も進化してるし、何より声が全く違う。
『エレワがあんなに古臭く聴こえるのに驚いた。』
東京ドームでお会いしたある界隈の方の言葉に僕も激しく同意。
なぜ古く聴こえたのか理由は簡単。
生歌が多かった今回のライブで、シティとエレワについては
相変わらず昔のままの音源使用で完全なリップシンクだったから。
ライブでやる機会が多い過去曲の中でも特にエレワはなぜか被せすら殆ど記憶がない。
これは前々から僕の中でPerfumeの七不思議のひとつでもあるんですがねw
エフェクト処理のせいというのは理由にならない。
他の曲では被せでも生歌成分が多めになって来ているものもあるわけだし。
ダンスについてもあのくらいの振りなら充分に歌える筈。
とにかく声が若過ぎるんで違和感が年々増して来ているのになんでだろう?(-_-;
ライブコンサートというのはアーティストのコンディションでその時々の出来不出来があって当然。
そりゃ金払って行く以上良いライブに越した事はないけど、ハズレの時に出くわす覚悟は出来ているわけで。
ただ驚く事にヤスタカサウンドファン中には、いつも一定のクオリティを保てるから
という理由で生歌じゃなくて音源のままが良いという人がいるらしい。
そういう人にとってライブは「エンターテインメント」ではなく宗教的な儀式なんじゃないかと
思えてしまう。
そのくせ『最新のPerfumeが最高のPerfume』などと言うから余計に訳が解らない(;^_^A
ま、人それぞれだから別にいいんだけど・・・
少なくとも自分はライブにCDと違う表現を期待して行くし、そういうアレンジを聴かせて
(あるいは観せて)くれるアーティストが好み。
その意味でも今回のドームはかなり嬉しいサプライズがあっただけに、この期に及んで
頑なに音源のままだったあの2曲が不思議でね。
時が経てば曲は古くなる。
ただ人の記憶に残って常に更新されるものがスタンダードになる。
願わくばPerfumeも昔の曲を現在の自身の表現で再構築して欲しいなと。