「LEVEL3」に於いて感じるのが「JPN」の頃から薄々あった生楽器の音との融合です。
確か坂本教授との対談でも民族音楽をよく聴いていると言っていた通り
今回は特に民族楽器的な音が耳につきますね。
以前からよく指摘されているケルト・アイリッシュ系の音(1mmでのバグパイプが象徴的)
に加えてカリンバ、コラ、パラフォン※と思われるアフリカの楽器もかなり入ってます。
(もちろんシンセで作ってる音ですが。)
また"ふりかえるといるよ"はレゲエと言うよりはアフリカンビートに近い気がしてきました。
※この辺の民族楽器についてはこちらを参照の事
更に、聴いてすぐ馴染んだ"Clockwork””1mm”"Dream Land"はその理由を考えた時に
メロが好みな他に音作りがバンドサウンドと言っていいからなんだろうと思います。
この3曲は恐らく打ち込みも使えばバンドで再現しようと思えば可能なんじゃないかと。
昔は頑なに現実に存在しないシンセならではの音や場合によってはノイズで
楽曲を成立させようとしていた彼も柔軟になったと言えるのかもしれませんw
その意味で今作はヤスタカの成長を感じさせる1枚でもあるんじゃないですかね( ̄ー ̄)
LEVEL3を聴くと80年代後半のワールドミュージックブームでかなりハマった
Salif Keitaをなぜか無性に聴きたくなってる今日この頃・・・(;^_^A
http://youtu.be/jc0UBHAnvrE