本日の収穫

案の定近所の本屋には「SWITCH - 神ラボ100」がなかったので新宿紀伊國屋書店で捕獲。
傍の平積みされた「イラストレーション」の表紙が目に入り、特集が『女の子を描く』で
江口寿史の名前もあっちゃ買うでしょ?ということで久し振りの購入でしたw
さて「SWITCH - 特集:テクノロジー+カルチャー 神ラボ100」ですが・・・
お互いの腿を見つめ合うあ~かしと全神経を右腕に集中してるのっちの表紙が出色、じゃなくてw
今回の特集は極めて貴重なTeam Perfume仕様説明書というべき内容ですな。
前半はシャカ兄こと真鍋大度×Perfume個別インタビュー
後半はMIKIKO先生×関さん×真鍋さんの対談が柱ですが
全体の主役はあくまで真鍋さん+Rhizomatiksという印象です。
Perfumeファン以外でもインタラクティブ・アートに興味有る人は買いですよ。
(まだインタビューについて触れる野暮は辞めときましょう)
実は、個人的に凄く腑に落ちたのが今回タイトルにもした編集部 猪野辰氏の
(FROM)EDITORSコラムでした。
特集に際して真鍋氏から次々に新たな設計図や発想が送られてくる中
インタビュー原稿の校正について『無限に直せますがこれで終了とします。』と
メールがあった事を指して『彼の本質はおそらくここにある』と喝破しています。
『常にプロトタイプを作り続け、逐一それを形として残す。
それは時間を止める作業とも言える。』
これはPerfumeにも全くそのまま当てはまるなー、と妙に納得しましてね。
まぁどのアーティストにも言えるといえばそうなんですが・・・
ただ、特にTeam Perfumeは今後も先端テクノロジーと大衆芸能の融和という命題に挑む以上
プロトタイプを作り続け、ライブで改善しながら程よい所でいったん形に残す、という
繰り返しになるでしょう。真鍋氏と同じく完成形は見えないわけです。
これこそ、その時々の「完成形」としてアルバムなりツアーなりを作る他の人との
決定的な違いかもしれない。
Perfumeに異質感を感じながらも他と何か違うのか?という具体的な説明が
今まで上手く言葉に出来なかったんですが、そのモヤモヤが晴れてスッキリした気がします(^_^)v