氷結の新CMを観て多くの方が気づいたように今回は60'sテイストを全面に出しています。
これがまた前記事でも書いたとおりPerfumeに見事にハマってるんですよねぇ(o^-')b
僕は前々からPerfumeのイメージに60's、70'sの空気を感じていたので
監督の慧眼に「お見事」と膝を打ちました。
我々ファンが持つ「Perfumeらしさ」という曖昧な定義の中には
彼女達が醸し出すある種懐古趣味(レトロフューチャー)的な古風さが
少なからず影響しているかと思います。
この『レトロフューチャー』のイメージは、幼少時代から母親達による教育の賜物でも
あるだろうし、MIKIKO先生の趣味からの影響が大きいんじゃないかとw
その意味で、かつての「近未来路線」というのは同じ様で少し違ったのかな?と感じてます。
TeamPerfumeスタッフもその辺を意識してか、たまたま同好の士が集まってなのか
ここ数年方向性が一貫してる印象ですね。
特に衣裳面で顕著です。
Perfumeといえばデザインはシンプルなワンピースやコンサバな感じのものに
幾何学模様というのがもはや定番。
(幾何学模様は関さんの趣味もあると僕は見てますが)
特にイヴ・サンローランが60年代に作り上げた「モンドリアンルック』とは相性が良い。
考えたら、ドームの「トロン」や今ツアーの『付箋シリーズ』(笑)も
モンドリアンルックの延長線じゃないかと。
サンローランといえば、確かドームのパンフでもイヴ・サンローラン”リヴゴーシュ”の
ラインを着てましたな。
参考までに真ん中が代表的なモンドリアンルック。

また、代々木ディスコMIXムービーでのファッションや機材もまさにレトロフューチャーだし。

いすれにしろ、およそ昨今のこれ見よがしなセクシーさとは無縁です。
で、本人達もユニバーサル側も今のままのイメージで世界に打って出るつもりらしい。
個人的にも、今まで海外進出で失敗した多くの日本人アーティストが一番勘違いしてた
部分でもあると思うだけに、特に下品なまでのセクシーさを良しとする北米に於いて
この「エレガンス」基調路線+グローバルサイトに観られる最新のデジタル要素が
加味されたアート路線がどこまで通用するかなかなか見ものだと思いますね(^~^)
まあ本人達自身の素は「エレガンス」というより「素朴」というのが正しいんだけど(笑)