ある所に、大金持ちの家系で何人も政治家を出した一家がありました。
その末裔であるユキオは生まれついてのお坊ちゃん育ちで、何の取り柄も無い子供でした。
いつも虚ろな目をして「友愛友愛」と唱えながら、雲を掴む様な話をしては周りの人間をウンザリ
させていましたが、祖父や父親の威光で何となく政界に入り、順調に出世街道に乗っていました。
そしてある時、彼の元に22世紀から来た土気色をしたブルドック型ロボット『ドザえもん』が現れたのです。
ドザえもんは人間に化けるのがとても上手でした。
彼は人間に化けている時はオザワイチローという名前を使って、選挙の時に優れた能力を発揮した為
長老達からとても可愛がられていました。
でも実は、何でも出せる五次元ポケットから有権者を惑わせる「当選光線銃」や演説会場設営の時に
使うとみんなを騙せる、釘型の道具「口先三寸釘」等の道具を出して使っていたんですね。
ユキオはどういう訳かドザえもんにたいそう気に入られ、ある時知らぬ間にソーリ大臣に祭り
上げられてしまったのです。
「僕ソーリなんか出来ないよぉ、ドザえもん。」と言ったのですが「大丈夫だよ。ボクに任せて。」
と聞いてもらえません。
もちろんユキオがソーリ大臣になれば、ドザえもんにもカンジチョーのポストと共に裏金のルートが
また出来るからそう言ってるだけなんですが。
そしてドザえもんの計画通り選挙で勝って、ユキオはソーリ大臣になったのです。
それから八ヶ月、ユキオ自身は何一つ出来ないまま、ドザえもんに言われる通りに働きましたが
国は前よりメチャクチャになりました。
日に日に追い詰められて「もうイヤだよー。アメリカ人は無茶な要求するし沖縄の人からは文句
言われて、ママからのお小遣いもバレちゃうし・・・僕はこんな仕事したくないんだ!」と愚痴ばかり。
そしてとうとうドザえもんが裏金作りで使っていた「秘書秘書話」という道具を壊してしまったのです。
すると、あっという間に世の中にドザえもんがやっていた悪事がバレて彼も窮地に立ってしまいました。
気の迷いでやってしまったけど例によってあとの事を何も考えていなかった為、もうにっちもさっちも
いかなくなったユキオが辞め時を伺っていた時、ある新聞記事を目にしたのです。
『Perfume11月3日に東京ドーム公演決定』
以前から好きだった彼女達のドーム公演をどうしても見たい!
でも今のままじゃとても行けないじゃないか!どうしたら・・・
そうだ!周りのみんなもソーリを辞めろと言ってるし今辞めちゃえば11月には自由だぞ。
ついでにドザえもんも道ずれにしちゃえー。
と考えているうちにあっという間に一日経ってしまいました。
すると次の日にも『木村カエラ妊娠・結婚』の記事が。
もうこのどさくさに紛れてやっちゃおう。
次の日、ユキオは珍しく自分の意志で辞意を伝えに動いて、世間的には”オザワイチロー”の所に
行き、うまく一緒に辞めさせる事に成功したのです。
めでたし、めでたし・・・?
※この話はPerfumeとカエラの記事が辞任と重ならなかった事で思いついて
書きなぐったフィクションです。(←当たり前だw)
その末裔であるユキオは生まれついてのお坊ちゃん育ちで、何の取り柄も無い子供でした。
いつも虚ろな目をして「友愛友愛」と唱えながら、雲を掴む様な話をしては周りの人間をウンザリ
させていましたが、祖父や父親の威光で何となく政界に入り、順調に出世街道に乗っていました。
そしてある時、彼の元に22世紀から来た土気色をしたブルドック型ロボット『ドザえもん』が現れたのです。
ドザえもんは人間に化けるのがとても上手でした。
彼は人間に化けている時はオザワイチローという名前を使って、選挙の時に優れた能力を発揮した為
長老達からとても可愛がられていました。
でも実は、何でも出せる五次元ポケットから有権者を惑わせる「当選光線銃」や演説会場設営の時に
使うとみんなを騙せる、釘型の道具「口先三寸釘」等の道具を出して使っていたんですね。
ユキオはどういう訳かドザえもんにたいそう気に入られ、ある時知らぬ間にソーリ大臣に祭り
上げられてしまったのです。
「僕ソーリなんか出来ないよぉ、ドザえもん。」と言ったのですが「大丈夫だよ。ボクに任せて。」
と聞いてもらえません。
もちろんユキオがソーリ大臣になれば、ドザえもんにもカンジチョーのポストと共に裏金のルートが
また出来るからそう言ってるだけなんですが。
そしてドザえもんの計画通り選挙で勝って、ユキオはソーリ大臣になったのです。
それから八ヶ月、ユキオ自身は何一つ出来ないまま、ドザえもんに言われる通りに働きましたが
国は前よりメチャクチャになりました。
日に日に追い詰められて「もうイヤだよー。アメリカ人は無茶な要求するし沖縄の人からは文句
言われて、ママからのお小遣いもバレちゃうし・・・僕はこんな仕事したくないんだ!」と愚痴ばかり。
そしてとうとうドザえもんが裏金作りで使っていた「秘書秘書話」という道具を壊してしまったのです。
すると、あっという間に世の中にドザえもんがやっていた悪事がバレて彼も窮地に立ってしまいました。
気の迷いでやってしまったけど例によってあとの事を何も考えていなかった為、もうにっちもさっちも
いかなくなったユキオが辞め時を伺っていた時、ある新聞記事を目にしたのです。
『Perfume11月3日に東京ドーム公演決定』
以前から好きだった彼女達のドーム公演をどうしても見たい!
でも今のままじゃとても行けないじゃないか!どうしたら・・・
そうだ!周りのみんなもソーリを辞めろと言ってるし今辞めちゃえば11月には自由だぞ。
ついでにドザえもんも道ずれにしちゃえー。
と考えているうちにあっという間に一日経ってしまいました。
すると次の日にも『木村カエラ妊娠・結婚』の記事が。
もうこのどさくさに紛れてやっちゃおう。
次の日、ユキオは珍しく自分の意志で辞意を伝えに動いて、世間的には”オザワイチロー”の所に
行き、うまく一緒に辞めさせる事に成功したのです。
めでたし、めでたし・・・?
※この話はPerfumeとカエラの記事が辞任と重ならなかった事で思いついて
書きなぐったフィクションです。(←当たり前だw)