まずはこれをご覧下さい。

チリ共和国のどこかでの何かのイベントらしいです。一瞬、亀戸かと思いました(笑)


  


ダンスのクオリティはこの際おおめに見ようじゃないですか。

 考えてみて下さい。我々の誰が地球の反対側の国の、素性も判らないアーティストのパフォーマ
ンスを真似ようとしますか?
でも、上の彼女達の様に(たぶん動画サイトで)見よう見まねでここまで覚えて、人前で披露しよう
という気にさせるだけの何かがPerfumeにはあるという事です。
しかも、周囲のノリノリぶりも、かなりなもんですww あのアイドルオタ風のかけ声は万国共通
なんですかね?(笑)

 以前からこれだけでなく、ようつべのコメント欄や動画のうP主等にスペイン語圏の方が目立って
多いと感じてました。
一説では、ようつべ内でPerfumeファンのスペイン人の兄ちゃんが布教したから、という事ですが
それがあったとしても、それだけでここまで浸透はしないでしょう。
 
 そこで一つの仮説として思い当たったのが、やはりPerfumeのダンスが彼の地の人達の琴線に
触れるのでは、という事です。
僕はダンスについては、踊るのも知識もド素人ですので全くの妄想ですが、Perfumeのパフォー
マンスはフラメンコやタンゴとの共通性がある様な気がします。

 特にフラメンコは、歌詞や感情に沿った振り付けをされ、ブラソ(腕の動き)、ブエルタ(回転)
ザパテアード(靴裏で床を打つ)等々、非常に細かく動きの区分がありますが、良く見ると心当たり
がある動きが多い事に気が付きます。
 そしてフラメンコのセットは、ギター・歌・踊り手・(手拍子)が基本になりますが、Perfume
のステージも演奏・歌・ダンス・手拍子?(笑) がセットですね。
日本の古典芸能に人形浄瑠璃(文楽)というのがありますが、これは太夫・三味線・人形遣いの
三位一体の舞台芸術で、こうした伝統は現在の日本人のDNAに刷り込まれているものです。

で、Perfumeのステージングがこれまた、ご存知の様に非常に歌詞の世界とシンクロしたものと
リズムに合わせたものの融合体であり、歌・ダンスを兼ねているのを除けば余計なバックダンサー
無しで3人だけでやっている事を含め、伝統を受け継いでいると言って良いでしょう。

それに引き換え、アメリカを筆頭にしたHIPHOPのダンスは、あくまでリズムに合わせた動きの
創作に重きを置いたものが多い様に感じます。
ダンスそのものに感情の発露やストーリー性というものは無い、と言って良いでしょう。
僕がHIPHOPダンスに感心はしても、あまり何度も見たいとは思わないのもその辺なのかな、と
思います。

ともかく、この様にラテン系の人達に訴求する要素があるPerfumeは、海外進出で場所と方法を
間違えなければ成功の確率が高いと思うのですがね。

 ぜひ、Perfumeがラテンの兄ちゃんや姉ちゃん達を熱狂させている絵が近い将来見られる事を
願って止みませんww