気づき | 池袋暴走事故 遺族のブログ

池袋暴走事故 遺族のブログ

平成31年4月19日、池袋において発生した交通事故。10人が重軽傷を負い、私の最愛の妻と娘の尊い命が奪われました。
再発防止について活動して行きます。
何卒よろしくお願いいたします。



11月26日、あいの会のオンラインイベント「命の里プロジェクト」を開催しました。参加くださった皆様、誠にありがとうございました。


最近、ふと気づいた事を書きたいと思いました。


妻のことを「愛し、尊敬している」という感情は生前からずっと持っていました。


あまり喋らないけれど、いつも笑顔で、愛に溢れていて、優しいところ。

花が好きで、お洒落も好きで、料理上手で、物も人も大切にするところ。

家族3人が楽しんで暮らせるように、沢山工夫してくれるところ。

みんなでピクニックをしたいということで、パン焼き機とパンを入れる為のバスケットを買い、毎週末3人でピクニックをした日々は本当に楽しかったです。


彼女の行動や言葉は、いつも愛がベースにあったと感じます。


真菜は若い頃に、大好きだったお姉さんを病で亡くしています。そして2017年、お母さんも突然の脳の病気で亡くしました。


時々真菜は、莉子を寝かしつけた後に、私に気付かれないように泣いている時がありました。私は無言で抱きしめました。

「身近な人の死別経験がない私に、真菜の心の痛みの全部は分かってあげられないかもしれない。けれど、出来る限り寄り添おう。」

そう思っていました。


自分自身が妻と娘と死別して、今だからこそ気づいたことがあります。


真菜は決して消えない悲しみを胸に抱きながらも、私と莉子に、愛と幸せを与え続けてくれたということ。


犯罪被害と病気での死別は、種類が違うかもしれません。しかし彼女の生き方は、私のこれからの道標のような気がします。


交通事故の報道を毎日見ます。 


人間の意識、法制度、車の技術、交通環境。


これらを全てを改善していくことが、事故を減らしていく為に必要だと私は思っています。


それらに働きかけていきたい。便利かつ安心で、愛のある交通社会になりますように。また、犯罪被害者が少しでも早期支援に繋がりますように。


真菜は短い人生ながらも、愛に生きたと思います。そして私に、愛とは何かを教えてくれました。


真菜と莉子が私に教えてくれた愛を持って、あいの会の仲間と活動を続けていきたいと思います。


【関東交通犯罪遺族の会(あいの会)ホームページ】

共に交通事故撲滅や、交通事故ご遺族支援のために活動しています。

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【TBSの池袋暴走事故 報道まとめ】:https://news.tbs.co.jp/newsi_sp/ikebukuro/


【テレビ東京の池袋暴走事故 報道まとめ】:https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/specials?id=13


【私が1周忌で公開したyoutube動画】:https://youtu.be/wlu0K3TSpbo