息子は、家に戻ってから1ヶ月位はのんびり過ごしていたが、その間もアルバイトを探していたようだった。


結局、すぐに働けるコンビニを選んだ。固定シフトではなかったので、深夜に帰ってくることもあれば早朝に出勤する日もある。早朝出勤して午後帰って来たかと思えば、また夜出勤して深夜に帰ってくる。結構ハードなシフトをこなしていた。


息子は、深夜に帰ってくる日は私を起こさないように扉の開閉は静かにしてくれていた。ちゃんと気配りのできる子に戻ってくれたなぁと安心した。


また、小さい頃の優しい息子に戻ったと感じる事の一つが食事だった。「いただきます」「ご馳走さまでした」がしっかり言えている。それに、作ってあげた食事はほとんど残すことなくきれいに食べてくれるし、食後はきちんと食器を流しに運んでくれ、水を掛けておいてくれた。


他の家庭では当たり前のことなのだろう。しかし、不登校以降 刃物のようだったあの頃の事を思えば本当に変わってくれたなぁと嬉しく思った。


バイトをしてお給料が入るようになると、時々私にお土産を買って帰って来た。



お土産の記事の一部です




大変なシフトをこなしながら毎日頑張っていた息子。バイト先では正社員のお話もいただいていたようだったが、責任ばかり押し付けられてバイトとあまり給料が変わらないのはいやだ、と言う理由で断ってしまったらしい。


正社員という雇用形態がどれだけ強みになるか、まだ19歳には分からないのかもしれない。昔の私なら、くどい位にその事を説明しただろう。しかしそれは、息子の子育ての失敗の一因だと分かったから何も言わなかった。


ただ、


「正社員の話をもらえるほど頑張ってるんだね、すごいじゃん!」


と誉めた。


それに対し、息子は少し照れくさそうに、


「そうかな?」


と答えた。




黄色い花黄色い花足が疲れないプレーンパンプス黄色い花黄色い花


長時間はいても疲れない靴を探していたら、こんなの見つけました。昨年、12万足売り上げたそうです!