戦没者追悼式典……。
先の戦争で亡くなられた方々の遺族が多く参列する中、管首相の発言には呆れた。
『アジア諸国へのお詫び。』
何故、あの場であの発言が?
どうしても、あの式典で言わなければならなかったのか?
甚だ疑問だ。
追悼とは何か?
少なくとも、政治の道具では無いと思う。
「二度と戦争をしない 」
その意味で反省は必要だが…
アジア諸国へのお詫び云々は、別の場所で議論すれば良い。
もし、私が遺族なら「自分の肉親は悪人なのか?」と、憤りを覚えるだろう。
私は、戦没者の方々が悪人だとは思わない。
戦争に悪人が存在するとしたら、それは戦争に参加した各国の政府要人達の中に居るはずである。
戦争参加国で戦没者のいない国など無いはずだ。
たとえ戦勝国であっても、戦争に参加する事を避けられなかった事実は、政治のミスリードだと反省すべきだと思う。
とりわけ日本は敗北を認めるのが遅過ぎ、戦没者が増え続けたのも事実。
戦没者の方々に対して、政府としてミスリードを認め、詫びるならまだわかる。
戦争で戦った兵士達に、選択肢など無かったと思う。
何故、ただ素直に戦没者の方々の死を惜しみ、いたむ事が出来なかったのだろうか。
戦没者の方々の死を無駄にしたく無いならば、首相として日本をミスリードする事だけは避けて貰いたい。
いつの日か…
戦争が無くなりますように…。