大事な抗がん剤の話を書いておこうと思います。
この世の中、たくさんのがん患者さんがいて、
たくさんの抗がん剤が使われているのですよね。
血管に流す点滴タイプ、経口から取り入れる服薬タイプ、
皮膚から吸収させる貼薬タイプなどなど、、、
今やがん大国日本!
抗がん剤の開発や生産については、
製薬会社にとって重要なポジション、
つまり、お金が儲かる分野なんですよね。
製薬会社+医業界+厚生労働省が
スクラムを組んでいるのが見えるようです。
最高に神経を使い、高度な医療技術で綺麗にがんを取り除いても、
手術の後に多くの方が補助療法・追加治療として【抗がん剤投与】をしています。
あたしが思うのは、手術で切り取って評価する腫瘍がないのに、、、
どうやってがんを退治したと結論を出すんだろうと
なんとなく疑問を持ったりするんだけど・・・
誰も何も思わないのか、簡単に抗がん剤が登場します。
そして、再発治療の場合の第一選択となる治療法も多くが【抗がん剤】。
何度も体にメスは入れられないし、原発再発なら同じところに
放射線照射はできないから、活躍するのは抗がん剤というわけです。
抗がん剤かぁ・・・
医師は言った
「抗がん剤は全身へ飛び散ったがん細胞をくまなく攻撃できる」と。
しかし
「抗がん剤は全身の健康な細胞もくまなく攻撃してしまう」ことも
1年8か月の経験からしっかり学びました。
そして最後は
「抗がん剤は使い続けると全身にダメージを与え効果が薄くなる」
ということも、1年9か月目の今、感じ始めています。
某免疫クリニックに免疫細胞のワクチンの話を聞きに行った時、
院長が言っていました。
「僕のところに来る患者さんは、抗がん剤の犠牲者だよ。
よくガイドラインに薬の奏効率がでてますが、
あれはね、本当に最初に使った時の効果だからね。
例えば、抗がん剤Aという薬の奏効率が50%とでていて、
もし、再発をしてまた同じAという薬を使ったら、
奏効率は半分以下、人によっては4分の1に落ちているよ。
12%や25%の確率に懸けても、体はどんどん弱って
副作用だけがいつまでも蓄積されて、
多くの人は途中で治療が延期になったり、
標準治療の6クールまでもたないのです。」
「6クールっていうのも、約半年とかですけれど、
6クールやるから効くというわけではなく、
人間の細胞再生の限界がそのくらいなのです。
一年の半分、劇薬が体にしみこむわけですから、
それ以上はむしろ効果よりも副作用が後遺症として残るのですよ。」
初期治療からすぐに再発をしてから、抗がん剤を20回近く
体に入れてきましたが、体のダメージは回数を増すごとに
厳しくなってきているのが、実際のところです。
今になって思えば、免疫療法をもっと積極的に取り入れても
良かったな~と思うところもたくさんあります。
温熱療法は今はウイークリーの化学療法なので
とても通院が忙しいので一時お休みしてます。、
唯一、丸山ワクチンだけを続けている感じです。
お陰で、白血球減少症は起こらず、
今のところ3月から始まった再々発治療の血液結果は、
4回とも毎回OKをもらっています。
本当にありがたいことです。
でも・・・・ね。
いま・・・・ね。
今の私の体は、抗がん剤の副作用と腫瘍腫大の影響で
いろんな所が悲鳴をあげているから、
これからどういう生き方を選んでいくべきか、
もっと命を大事に考えなくちゃいけない、
そういう所に立っているようです。