今、私は家に帰ってきています。
「家に帰ってくることができました。」という表現が正しいかもしれないです。
本当にうまく伝えることが難しいのですが・・・がん治療は甘く見てはいけないです。
がん治療は命がけでということを、再び、身をもって体験しました。
命をつなぐはずの治療、抗がん剤が呼吸を心臓を止めるんです。
自分の意識や精神力をどんなに保っても、
手足を拘束されたように体は動かなくなりそうでした。
自分の持っている表現力でどうにか伝えたいのですが、、、
書いている今も、思い出すと動悸がしてきます。
もう少ししたら、もっと具体的にお話することができると思います。
しなければいけないことだと思っています。
多くの闘病ブロガーの更新が途中で終わって、
伝えきれずに幕が閉じる、親族が伝え継ぐことのできない現実を。
がんは国民病、右も左もがん患者の日本だからこそ、
連日のように事件や事故で死亡者がでている日本だからこそ、
本当に、生きていることを多くの人間に大切にしてほしいです。
人間は一生懸命に生きたほうがいい生物だと思うからです。
動物のように寝て食べて出して、それは生かされている生物です。
喜びや幸せ、苦しみや迷い、こういう感情を持っている生き物なら、
もっと自分らしさをあらわし、大切な人との限りある時間を
価値あるものにした方が絶対にいいです。
酸素マスクをつけられて、息をつないでいた私。
今ここに、自分が生きていることは、
奇跡と奇跡のつなぎ合わせだと思えるのです。
だから、どんな困難でも必死で向かっていこう。
これからの生き方も自分で決めていきたいと
また深く思いを改めることができました。
人に流されず、時間に飲まれず、病心に侵されず・・・
自分を実感できる今が何より幸せです。
本当に無事に、家に帰ってくることができました。
支えてくださった多くの方々に、心の底から感謝いたします。
ひまわりのように上を向いて、これからも歩いていきます。
病名は幾千もあるけれど、
健康はひとつだけ♪
笑顔は健康な心と体からあふれ出てきます。
健康診断やがん検診を定期的に受けましょう！