今さっき、病院から帰ってきました。


産科と婦人科に分かれている、この病院では


外待合室は共通の科の患者さんがいるのですが、


中待合室になると、産科と婦人科で分かれて待ちます。




今日の待合室は、学生さんと思われる若い女性が数名いました。


持ち物から髪の毛のつや、はだのハリから若さがあふれています。


カップルの方もいました。彼氏の肩にもたれて目をつむっていました。


私と同じ、婦人科の待合室で待っていました。


産科だと、中絶や妊娠や不妊などに関係するのですが、


婦人科は、卵巣や子宮の悪性腫瘍や肉腫などと関係があります。


大学病院なので、軽い子宮筋腫や内膜症の方はいません。


地元の病院や産婦人科で処置できないような方がくるところです。


だから、ここに紹介状を持ってくる方の大半が自分と共通点があるのです。


子宮頸がんでなくても、若年性の卵巣がん患者もいます。





30代後半の自分から見れば、20代前半の若い子たちは


12歳以上、ひとまわり以上も離れているから、


自分と同じ世代とは感じにくいかな。



自分の子供が10代、ひとまわり離れているかどうか。。。


だからなのか、母のような気持ちで彼女たちを見ている自分がいます。


祈るような気持ちで、自分の娘をそばにつれているような感覚で。


手をとって励ましてあげたい、体を抱きしめて慰めてあげたいと。


いっぱいの不安に押しつぶされそうで、目をつむるしかできない、ここで。


待っている時間がどれほど長くつらいものか、わかるから・・・


その時間を代わってあげたいと思ってしまいます。


もっともっと、たくさんの女性が明るく楽しい未来を描けるように


病気の私しかできることはないのだろうか、考えたりします。






本当に今日も見ていて涙が出そうになりました。


腹の底で、無性に怒りが込み上げてきました。


なんで、なんでと・・・対象のないものに問いかけています。




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若さあふれんばかりの未来を、


輝きまたたく可能性を持った将来を。


どうして幸せを奪っていこうとするのか、


奪った幸せで何をしようというのか。


「がん」よ。


教えてくれよ。


もう止めてくれないか、


若い子たちを苦しめるのは。


未来を真っ暗にして、オマエはどこへ行けるんだ。


もう、オイラで行き止まりにしようじゃないか。



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どうぞ、1回でもSEXをしたら子宮を見てもらってください。


楽しいSEXをして、血がでたら、それは子宮からのお知らせです。


子宮や卵巣は、あなたの目には見えません。


未来や将来も、あなたの目には見えてません。


あくまでも、あなたが一人で希望したり期待したり、


イメージをしているものであって


本当に叶うかどうかはわかりません。


希望を現実にするための第一関門は「健康」です。


目に見えない子宮や卵巣を病院で見てもらってください。


わずかな血やちょっと違うと感じるおりものをどうするか、


将来を見たい気持ちがあるなら、子宮を見てもらってください。




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