ゼロから始めた初心者の北海道 宿根草ガーデニング
北海道の東側の田舎町で
何か趣味をと始めた初心者ガーデニング
知識と経験ゼロから
ガーデニングを勉強し始め
試行錯誤しながら
宿根草ガーデンを作るべく奮闘中
そんな私の
お手入れが少なくても
放任主義でも
丈夫に元気に育ってくれた宿根草や
植物達を実録と共にまとめています
北海道で宿根草ガーデンを始めたい方の参考になれば幸いです
初心者でもしっかり育った丈夫な宿根草
ロニセラ(ハニーサックル)


ロニセラ(ハニーサックル)はつる植物
耐寒性、耐暑性どちらもあるようです
雪の降る地域でも越冬可能でした
北海道の道東の冬の間は雪に埋もれていない部分は葉が枯れて落葉状態になります
とはいえ、我が家ではほとんどの葉は付いたままです
苗屋さんが素敵に育てていて
これすっごく育って丈夫よー
とお薦めいただいて購入したものですが植えて正解でした
最初に植え付けしてから選定なし、肥料をあげるのもなし
植え付け時に株元にトレリスを設置して適当に誘引しただけで
数年ですごく伸びてボリュームがでました
どうやら一部の国では繁殖力が強すぎるために害草に指定されているとか
本当に丈夫です
こんな感じの山型になるトレリスを設置しています
かれこれ10年以上選定なしの伸ばしっぱなしなのでかなり現在ボリューミーな我が家のロニセラ
さすがに重すぎるらしく、強風が吹くと倒れてしまうようになったので、支柱にロープをくくりレンガに結び付けて倒れないようにしています
北海道の道東では春先から夏にかけて一度満開に
真夏はいちど花がなくなり
夏の終わりから秋にかけて再び花が咲いています
2025年8/26現在
先週までお花がなかったのですが、現在また咲き始めて満開状態です
一年を通して開花時期が長くあるので、お庭を彩る貴重な存在です
ハニーサックルは挿し木で増やせるようなので
今年は挿し木で増やしてみたいと思っているところです
庭の空きスペースに植えられると良いな・・・
ネペタ(キャットミント)


ネペタ(キャットミント)
キャットミントの名の通り、とっても良い香りのする植物で、私の大好きな植物の一つです
ミントのような清涼感ある香りがします
猫が好きなキャットニップというハーブと同じ属種なんだそう
野良猫がよくこのキャットミントのところへ毎日来ていた年がありました
開花期は北海道道東では初夏と晩夏くらいでしょうか
真夏になる前に花が枯れ始めて一度刈り込みますが
夏の終わりにはまた咲き始めてくれます
横にどんどん広がっていきボリュームが出て
花が咲くととても迫力が出て、存在感抜群です
良い香りと綺麗な穂状の涼しげな紫の花
開花期も長い
広い面積を埋めたいときにはお勧めです
我が家では勝手にこぼれ種から増えたのか
すぐ隣に一株二株増えてきました
今年はそれを別な場所に移植したので今後が楽しみです
今年の北海道、6月から珍しくとても暑く、暑い真夏の初めに植え替えたのですが根付いてくれたみたいです
8月に一度刈り込んだのですが、9月にまた満開になって咲いています

ギボウシ(ホスタ)

ギボウシ(ホスタ)
北海道のお庭では本当に信じられないほど巨大化したホスタをよく見かけます
北海道ガーデンでは昔から定番の植物のようです
日陰でよく育てられてる植物ではありますが
日陰の無い我が家の日照りカンカンの庭でも上部に育って巨大化しております
こちらも植え付けてから何も手入れせず
周りの雑草を抜いているだけですがこんなに大きくなりました
(1メートル半くらいの円状に広がっています)
株分けで増やせるそうなので今年は株分けするつもりです
夏に綺麗で上品な薄紫のお花が長く伸びた茎から咲きます
(今年は暑すぎて写真撮り損ねたので・・・来年写真撮りたいと思います)
冬になると葉は全部枯れ、地上部に残るのはほんのわずかになります
1メートル以上に広がっていたのが20~30センチくらいの株元のみになっちゃう
それでも夏までには葉が成長して大きく広がるので
枯れた状態のときに周りに植栽するときは要注意です
葉が茂って広がった時を予測して距離を取って植え付けてあげないとせっかくの植え付けた植物が隠れてしまいます
また、私のように枯れた葉を取り除くとき、雑草と一緒に抜いてしまわぬようにお気をつけくださいね
アルケミラモリス

アルケミラモリス
北海道では初夏に黄色い小花が綺麗に咲いてくれるイメージです
開花期は短いのですが
葉が綺麗でボリュームが出る植物なのでとても重宝します
葉の形が特徴があります
手のひらを広げたような?かわいらしい葉の形です
こちらも手間いらずで大きな株に育ちました
追肥なし 選定なし 植えっぱなしです
冬には地上部が枯れてしまうので枯葉を取り除いて整理するくらい
春になるとまた元気に芽を伸ばし葉がどんどん広がってきます
アルケミラモリスも広い面積を埋めるのに最適
ボリュームの欲しい場所に植えるのがおすすめです
株分けで増やせるので今年、挑戦予定
2025年9月
少し葉の端が枯れ始めたので、刈り込みました。株元を見ると、たくさん子株が増えていたので、掘り起こして他の場所にも移植してみました!
タチアオイ(ホリホック)

タチアオイ(ホリホック)
奥は数年前に植えた株
手前は今年植えた株
どちらも春の写真で開花期に写真を撮り損ねてしまいました・・・
奥のホリホックは濃い紫の花が咲きます
3年目くらいから株が大きくなり枝数が増えた感じ
手前は植えたばかりなのでとても背丈が低い状態でお花が咲いていました
薄いオレンジピンク、八重のひらひらしたお花が咲きました
タチアオイも東北や北海道で昔からそこらじゅうで見かけたイメージがあります
逆に近年はあまり見かけなくなったかもしれないですね
背丈が高く1本の茎に大きめの花が縦に列になって咲きます
遠くからでも目立つその存在感はお庭に高低差をつけるのに最適かなと思いました
もっと本数を増やしたいので株分けか種まきに挑戦したいところです
たくさん植え付けてあげると絶対、迫力が出て素敵だと思います
ルピナス(昇り藤)

ルピナス(昇り藤)
これぞ北海道ガーデン!といっても過言ではないほど北海道のお庭で定番
ですが、ここら辺の田舎では荒地にも雑草と共に野生化したルピナスがめちゃくちゃ満開で咲いていたりするので、私が庭づくりを始めて最初にこのルピナスを植えとき、義父はこんなに雑草生やしといてみっともないぞ、と言ってきたほど
いやいや、これは私があえて植えたのですよ、というと納得いかないような義父でしたが、現在の庭を見てほめてくれるようになったので良かったです。
ルピナスも北海道の道東では野生化するくらいですから、なんのお手入れもしていません。なんなら、毎年勝手にいろんなところに生えてきてくれます。
なので、それとバランスを取りながら、周りを整えていく感じで庭の手入れをしています。
北海道のような寒冷地では宿根草扱いですが、本州では1年草なのだそうですね。北海道ならではの北海道ガーデンを目指すなら、やはり外せない一つかなと思います。
群生して開花している様は本当にきれいで圧巻ですよ!
良い香りもします♪
ヒメウツギ

ヒメウツギ
ヒメウツギは低木で可愛らしい小花を咲かせてくれます
花色は白の品種とピンクの品種があります
我が家は白い品種の方
小さく細長いシュッとした濃い緑の葉と、可愛らしい小花のコントラストが美しい低木です
開花期は北海道の道東では春から初夏
北海道でも越冬可能
我が家では植えっぱなしで数年間放置していたので
最初の2年間くらいはほどんど花が咲かず
3年目あたりから株が大きくなり始め
春になると可愛い白いつぼみが枝にたくさんつくようになりました
今年初めてこんなにたくさん花が咲いています
開花期は短いですが葉が綺麗なのと
つぼみがとにかく可愛い!ので
花が開くまでの間、十分楽しめる感覚はあります
夏から冬までは枝を育てる期間で割り切ります
そばに夏に開花するお花を植えてあげると寂しくならずに済むと思います
今年、我が家はエキナセアを近くに植えてみました
ヒメウツギは
細い枝がどんどん横に広がるイメージで
しだれてしまったりするので
形よく保つのが少し難しく感じます
どうやら高さは出なくて伸びても60センチほどらしいので
グランドカバー的な使い方がよさそうです
秋に少し周りとの兼ね合いも考えて周りの植栽を調整せねばな
と考えているところです
ほふく枝で増えるそうなので
こちらも増やしてみても良いかもですね
シモツケ

シモツケ
これも植えて数年放置していたもの
今年は株が大きくなり見ごたえが出てきました
枝先に小さな小花の集合体が咲きます
今年初めてたくさん花が咲いたのですが
その時期あまりに暑くてじっくり観察しないうちに開花期が終わってしまいました
もう少し肥料なりをあげると良いかもしれないです
越冬するし手をかけなくても育つ丈夫さはありますが
たくさんの花を長く楽しみたいなら
少し手入れをしてあげた方がよいかもしれません
2025年9月
また二番花が咲き始めました
白いお花が素敵です
最初はピンクなのに色が変わっていく素敵なお花です


チャイブ(西洋アサツキ)

チャイブは西洋アサツキの名の通りねぎの仲間のハーブ
こちらも北海道でも丈夫に育ってくれます
こぼれ種でどんどんあちらこちらに生えてきます
ネギと同じくとっても良い香りがし、料理にも使えます
紫の花はとっってもきれいで群生していると見栄えが良いです
花が枯れてくると刈り込みますが
根元からまた新しい芽が伸びてきて再び花を咲かせてくれます
料理に関しては
お肉料理やイタリアンの料理によく合います
我が家ではひき肉にチャイブを刻んだものをたっぷり混ぜ込んで手作りソーセージを作っています
とっても香りがよいソーセージができますよ!
食べてもよし香ってもよし見てもよしのチャイブはお気に入りの植物の一つです
いらない場所に生えてきてしまったチャイブは根ごと掘り起こしてほかの場所に移植すれば、すぐに根付いてくれます
丈夫なので助かります
エゴポディウム(イワミツバ)
エゴポディウム(イワミツバ)は右側に群生している斑入りの黄緑色の葉です
これ、ものすごく増えちゃうのを知らなくて庭中に群生してしまいました・・・
地下茎でどんどん増えていく植物です
今はいらない部分に生えてくるものを引っこ抜きながら庭造りしています
花が植わってなかったときは地面を覆ってくれてある意味グランドカバーとして機能してくれていたのですが・・・
斑入りの品種は見ていてとてもきれいなのと、丈夫でボリュームも出るので重宝する一方、私のように増えすぎないように注意が必要です
初夏に白い小花も咲きます
真夏になると葉の一部が枯れてきたり、花も枯れてきたりし、少し汚い印象になってしまうので、一度刈り込んでいます
北海道の道東でも越冬は余裕で可能
丈夫過ぎて増えすぎ注意です
広い場所に地植えする場合は地下茎が広がらないように囲いを使ったうえで植えるのがおすすめです(土の中に鉢植えで入れ込んだりする)
冬は地上部は枯れこみますので枯葉の片づけは必須です
ラナンキュラスゴールドカップ(キンポウゲ)
と思われる(定かではありません)

ラナンキュラスゴールドカップ(キンポウゲ)
だと思います
植え付けた後、何もメモしていなかったため、名前が定かではありません
ものすごく繁殖力旺盛で暖地では多年草扱いみたいですがここ北海道の道東では毎年繁殖しており宿根草扱いです
根茎が広がりどんどん生育場所を増やしていきます
我が家の庭には最初に一株植えただけ
今では広範囲に群生してグランドカバーとして活躍しています
どうやら雑草扱いされている地域もあるようですが
わたしはこの黄色い花がとても可愛らしく
たくさん咲いてくれるのと開花期も春から夏までと割と長めなので
このままグランドカバーにしていきます
粒つぶした雌しべと雄しべがとてもかわいくて大好きです
ラムズイヤー(スタキス)

ラムズイヤー(スタキス)
名前の通り、羊の耳みたいに柔らかくふさふさとした何とも言えない触り心地の葉を持つラムズイヤー
明るいグリーンに白っぽくやわらかな毛が生えたこの見た目に癒されます
さらにはラムズイヤー、メロンのようなめちゃくちゃ良い芳香を放ちます!
この香りも本当に好きで、庭の手入れ中クンクンしながら癒されています
しっかりとした茎がすっと伸び、紫の美しい花を咲かせます
だいたい一株に何枝も伸ばしてボリューミーに育ってくれます
ラムズイヤーもガーデニング初期に植えたものですが、毎年庭のあちらこちらに生えてきてくれ、越冬&繁殖してくれています
勝手に生えてきたものを生かしつつ、他を調整しています
丈夫なので根から抜いてほかの場所に雑に植え付けておいても根付いてくれたりします。
夏場は蒸れで根元が枯れるので、枯れた部分は取り除くように手入れしています。
丈夫で増やしやすく、香りも楽しめる綺麗な見た目のラムズイヤー
北海道ガーデンにおすすめの宿根草です
ブッドレア(バタフライブッシュ)


宿根草ではなくウツギ属の木になりますが・・・とっても丈夫だったのでお勧めします!
バタフライブッシュと呼ばれる通り、甘い芳香が香る花には蝶々がたくさん集まります。
紫の円錐状の穂になる花はとてもきれいで見ごたえがあります。
春に伸びた枝に花芽をつくり、その年の夏に開花するので、初心者の私でも世話がしやすく、毎年たくさんの花をつけて咲かせてくれています。
北海道の冬を越した後、我が家の場合は春に剪定しています。冬の寒さで枯れた感じの枝は切り落とし、春に新しい枝が伸びてくるのを待つ感じです。
今年は株元からしか新枝が出てきませんでした。
昨年は古い枝の途中からも新枝が伸びたので樹高が3メートル以上になったのですが、今年はコンパクトな感じです。
見ごたえのある花と良い香りに癒されます。
開花期は北海道で8~11月くらいです。
2025年 今年我が家の庭に大量発生している雑草の備忘録
草花の知識が無い私は
庭の手入れをしながら
これは一体なんの植物だろう??
とわからない物がたくさん!!
詳しい方は
葉の形や生えてきた植物の姿で
これは〇〇だな
とわかるのでしょうけど
一切わからない私は
なんとなくの勘で雑草かどうか見極めています…
なので
わからない植物が生えてきていると
特にその様子が
何か園芸種のような姿形だと
ワンチャン過去に植えた花かも?
鳥が運んできた種から出たお花かも??
もしかするとどこかから飛んできた種で出てきたお花かも??
な~んて
都合の良い事を考えちゃったりして
小さなうちに抜いちゃえばよかったものを
大きくなるまで様子見してしまったりすることがあります
今年はそれで
えらい目に遭ってしまいました…
ノラニンジン

これ、なんとなくレースフラワーみたいで可愛らしいお花ですよね
でも
めっちゃ繁殖する!!

葉が細かな可愛らしい葉で
まさしく人参みたいな葉っぱ
生えてきたのはわかっていたのですが、あまりに綺麗で可愛らしい葉なので、ちょっと大きくなるのを見届けてみよう…
なんて甘い考えで育つまで放置してしまったのです
蕾もなんだかもしゃもしゃしていて
可愛らしいんですよね…

で、白い花が咲いて
これは一体なんだろう?
とネットで調べたら…
ノラニンジン
北海道ではそこらじゅうで見かけるのですけど、ヨーロッパ原産の外来種らしく、北海道ではブルーリストに入っているほど繁殖するらしい
いかにも納得

今年はこれが異常に繁殖していて
そこらじゅうにこの人参みたいな葉が顔を出してきているではないですか!
おそらく、昨年、ほとんど庭の手入れができていなく、その間に我が家の庭に増殖してしまっていたのでしょう…
放置していては庭中がこのノラニンジンだらけになってしまいそうな勢いなので、今日は必死に芽を抜きました(というか、根っこが人参なだけあり、まだ若い芽でも強くてなかなか抜けないので、草取りレーキで掻いて削った感じです)
レモンバームのときみたいに
良かれと思って植えても
増え過ぎて手に負えなくなる事もあるくらいなので
ブルーリストの植物を放置するわけにはいきません
根絶するまで戦いが続きそうです
スギナに加えてまた新たな敵が増えてしまいました
もう一つ
今年異常に生えてくる雑草が!
ニリンソウ


キンポウゲ科の一種らしいです
葉が園芸種と似ているな…
と思ってしまいこちらも様子見して大きくしてしまった…
ギザギザした3枚の葉が
ラナンキュラスに似ているなと思ってしまったんですよね
(よく考えたら、ラナンキュラスもキンポウゲも同じなので当然ですね)
こちらのニリンソウも
庭に今年、物凄く増えてしまい
小さな小花は可愛らしいのですが
他の花達を侵食してしまうほど強い
葉と茎がめちゃくちゃ茂る割に、白い小花はめちゃくちゃ少ない
花付きがラナンキュラスゴールデンカップのように良くて見ごたえがあるならこのままステイもあり得たのですが・・・
そんな感じで、気付いたらそこらじゅうに増えてしまったニリンソウ、本日サヨナラしました
庭作りについて思ったこと
我が家では予算がなくて
庭にする部分にあらかじめ耕したり土を入れて置いたりはしていませんでした
元々あった土に手作業で掘り起こし、石の除去、堆肥や植栽用の用土を入れ込む
という感じで庭にしています
私のようなもの好きじゃないとなかなか大変な作業です
元からある土なので余計に雑草も生えます
元々、ここで生息してきた植物たちなのでしょう
なるべく雑草を減らしたいのなら
やはり最初の土づくりからしっかりと行なっていくのが良いのでしょう
自分で庭づくりをやってみて、やはり元々入っている土を掘り出してから、庭用に配合した土を新たに入れてあげるのが良いと思いました
これから庭造りされる方には
予算の許す限り始めからしっかりと土台となる土づくりをされるようにお勧めします!
こちらのブログページには字数が許す限り、随時写真と経過を追記していきたいと思います