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雪組さんファントムを観劇してまいりました。 








今回はBパターン。

これ以前にAパターン2回とBパターン1回

通算4回の観劇..!


正直まだまだ通いたいですがなんせチケットがとれません!!!涙



今回の望海エリック率いる

雪組さんファントム!


近年稀に見る至高の舞台で宝塚クオリティを大幅に超えた

圧巻の舞台でした!!



私の心の中に入ってた水の器がひっくり返されるような感覚!


生のオーケストラがまた望海さんの歌声により

大きな波動になって

心臓の中の水が大波立てて溢れ出し

なんていうか、号泣するんです。笑




体内の水分は一切からっぽなのだけど

望海さんときほちゃんの歌声で

天然水が心に注ぎ込まれたかのように浄化されてく未知な感覚。。


頭からつま先までぶわっと鳥肌が立つ感覚も

生まれて初めてで、


とくに♫HOMEでの2人の掛け合いには

涙が溢れてとまりませんでした。



美しい望海エリック!


小学生の頃に初演たかこさんエリックと

オサさんエリックを観劇してました。




歴代の方もそれぞれ素晴らしいエリックで、

素晴らしい舞台に間違い無いのですが


望海エリックが今までと圧倒的に違ったのは

怪人という摩訶不思議な幽霊的存在ではなく

人間としてのエリックがそこにいたところ。

(まゆさんエリックらへんから設定が変わったのか?)





台詞ひとつひとつの弱みや哀しみ怒りや喜び

不安定な心情を巧みに表す目の奥の表情が魅力的で

ふんわり穏やかな口調から

突如激昂する猟奇的さやサイコパスな感じ。


クリスティーヌやキャリエールといった

愛する人たちとのコミュニケーションの取り方が

もどかしいくらい不器用で

それでも真っ直ぐで嘘のないところが

リアルにいそうな、繊細な役作りで素晴らしいのです。


望海エリックは無垢で純粋であるがゆえに

猟奇的で狂気でもある母親への愛の固執が

あまりにもつらくて切なかった!





そして今回はまたクリスティーヌが

天使の声と言われるに納得するほどの美声!!!


鈴がなるようなあどけない美しい唄声が

深みと暖かみがあり

深い湖に波紋してくような透明感のある圧倒的な美声に変化する様は見事!



そして何より、きいちゃんの大げさでない演技がとても好きなのです。


純真さや可憐さがあっても甘すぎることなく爽やかだし

大げさに泣いてみたり、可愛くしてみたりする演技ではなく

涙を流しながらも気丈にぐっと悲しみを堪え

自分を失わないでいようとする強さも垣間見れる銀橋で歌うラストも鳥肌ものです。



咲ちゃんキャリエールも声に深みが増し

練習されたんだろうなと感じられるほど

高音が綺麗に通るようになっていて感動しました!


そしてなんといってもラストのあの場面には

タオルで口を抑えて声を押し殺すくらい泣いてしまいます。。。



ラストの某シーンでの咲ちゃんパパの姿は必見!

嗚咽してしまいました。笑



シャンドン伯爵とアランショレの役替わりは

どう考えても

彩凪さんショレ、あーさフィリップ固定で

いいだろうと思うくらい、

ダンディでお髭の似合うイケメン支配人の

なぎしょーさんがとっても素敵でした!


(ビストロの場面では、かなめさんのモンテクリスト伯の時の衣装を着てはるのですが、めちゃくちゃ似合われてる♡)


勿論、あーさのショレもユニークでチャーミングなおじさんなのですが、

歌わないあーさは断然勿体無い!!


そしてエリックとフィリップの光と闇を表すにはもってこいの

まばゆいばかりの陽のオーラ全開で

より一層地下にしか生き場のないエリックが

悲劇的に見えるのです!

 

ひめさんカルロッタも流石の迫力3Dな歌声と

ちょっと抑えめに感じられるお芝居が

ほどよくてとてもよかったです!笑

やりすぎた感は一切なく、チャーミングで

どこか憎めないけど極悪非道のカルロッタを

魅力的に色づかせていらっしゃいました。






小さな頃から大好きだったファントムの舞台を

またこうして大人になって観られたこと。

そしてなによりも、この素晴らしい今の雪組さんで

観れた事は奇跡なのかなと思います。



希望コンビはどこまでも奇跡を生み出す

素晴らしいコンビだなと思うのです!



大劇場残りわずかですが、

東京公演もあるということで、、



悲劇だけど心温まるハートフルなミュージックと

愛にあふれた物語を

多くの人に体感して頂けたらと思います!!(誰笑)