もうすぐ初詣の時期が訪れますね。
さてさて、皆様にとってオタノシミ(?)と言えば、初詣で引く御神籤なんかじゃないでしょうか。
今でこそ考え方はしっかりと変わりましたが
・・・ 笑
若い・・・幼い・・・頃に至っては、
神社(や、一部お寺)=御神籤をひいて可愛い御守りを頂くところ
みたいな あぁ、勘違い。の感覚は
私にも多少なりともありました。ごめんなさい。
そんなワクワク満載の御神籤、ですが、
当然引いてしまう事もありますよね 凶。
はい、普段、タロロジストとしてのお仕事も担わせて頂いておりますから、
お客様に、易占上のマイナスの結果を伝える事も多い訳で、
悪い結果には寄り添い、強い心で律しなければならない立場ですけれど
ぶっちゃけ・・これ引いたらスゲー固まるくらい嫌。
所詮占いだしさ。とか元も子もない事をほんの一瞬だけ思って気を紛らわせてみるけど、
無理ですよ、信じますよ、怖いですよ。嫌なもんは嫌だよ。そりゃそう。
・・・ですが。
タロットもそうですけど、断言すると
凶を引かせて頂くって、その人にとってとても大事な状態なんですね。
多くの神様って、頑張っている人に対してそんなに意地悪ではない筈です。
寧ろ応援したいとか、正しい方向に導きたいと思ってくださっている…筈。
ですから、
今のままだと悪いほうに行くよー、というのを、ハッとさせる事で気付かせてくださってる訳ですよね。
ではでは、今日はそんな時の対処法。
ディスイズ 凶を引いた日の銀杏。美しいですね。
引き取って頂きましょう。
まず結論から言うと、凶を引かせる事で、神様は
①ハッとさせて自分の悪癖に気付かせる事
②その凶の運命を引き取る事
を目的にしてくださってます。
(②についてはご都合主義な考え方を推奨する訳ではなく、です。
ですから、謹んで省みる事、自分の悪癖を改善する行動は必須になります。)
凶を引いたら、その内容をしっかりと記憶し、心改める約束をした上で、
しっかりと手を合わせ、樹等に結びましょう。大事なのは自分を変える決意です。
この時、多くの神社仏閣において
『悪い結果は下の方に結ぶと良い』と言われています。大地が持って行ってくれるんだそうな。
勿論、その社・院のルールが存在する場合がございますので、
しっかり確認してみてくださいね。
その上で、不安であれば御神籤を引き直してもいいそうですよ。
ベストなのは縁起物などがついていない、シンプルなものを選ぶこと。
その時に「不運を引き取って頂いて有難うございます。この運を引き取って頂いた後の運気、やるべき事を教えてください。」と言う、謙虚な気持ちで臨むこと。
すると出てくるのは、
自分の行動・態度が改まった後どうなるか、と言う結果・・・と言われているのですが、
ここでも凶を引いた場合は、中々改善が厳しい運気が流れているという事になりますから、しっかりと自分に向き合う、或いは問題解決に取り組む必要がありそうです。
二日で運命は変わる。
さて、自分が凶を引いたときの話をすると、
その時の私は、正直それを渡されるだけの心当たりはいっぱいあった訳です。
精神状態が芳しくなかった、とはいえ、仕事も手付かず。
心の弱りを言い訳にして、自分のしたい事に対して目が向きすぎて甘えがち。
一か月程したい事ばかりして、それでもくよくよ悩んでる。
その癖に、自分に対して優しくしてくれる人に不安や疑いの目を向けて負のループに陥る、離れてしまう事を危惧する、みたいな
要するに人にも自分にも運命にも甘えてる
みたいなのが自分でもよーくわかってた訳です。
そりゃ凶、引くわ。
因みに内容はざっくり言うと『我心にて人に迷惑を掛ける』というものでした。知ってる。
家に帰って、即行で一か月分の仕事を片付け、
・・・つまり1日で片づけられるもんを保留してたという事。そりゃ、凶引くわ。
今自分が陥ってる精神的不安をどうすれば解決するか、をゴリゴリ考え、
考えた結果を発表し、周りとも共有し 共有してくれるだけ優しい人に恵まれているのにうじうじしてたという事。そりゃ、凶・・・・ た結果、その二日後に、大きな仕事を一生懸命こなし、
その帰り道できちんとお礼参りに行きましたところ、
再び(祈るような気持ちで)訊いた御神籤の結果は、
・・・その結果は伏せますが、
きちんと改善されたもの、を頂いて一安心したのです。☺反省…
何事も行動。すれば変わる、しなければ変わる訳がない。
とまあ、読んでくださる方々が、易占で嫌な結果を引いてしまった!と言うのを前提に、少しでも笑って頂ければ…と言う気持ちで長々書きましたが、
タロットにもこれは言えるんですね、
死神だとか塔が出た時って、その結果は変わりませんから、ひやっとはする。
ただ、死神(刷新・変容・死と再生)だとか、塔(雷に打たれたような大変化、晴天の霹靂・トラブル・破壊)の意味合いの中で、起こる事象は自分次第でガラリと変わる訳です。
特に前者においては、それまで悩んでいたものを手放して、新しい、全く幸せなステージにいく事を示唆してる、とも読み解けます。
そこまで積み上げたモノが、運命さんが評価出来るような努力、積み重ねであるのなら、刷新の時期に訪れるものは、自ずと大きな幸運になるでしょう。
生まれ変わる時期を作り上げる、というニュアンスです。
訪れる意味は同じでも、こういう運命を、自ら作る事は出来る。
塔はもう少し暴力的な可能性を必ずと言ってよい程含み、それは逃れられないものになりますが、
とはいえ、そこからの立ち上がり方がダラダラしてしまうのか、それともV字回復して、今以上になるのか、と言うのは、自分の努力で勝ち取る事が出来るもの。になります。
タロットや易占と言うのは、これから来る時間の流れに対して
【 今あなたに出来る最大限の提案 】をしてくれている訳です。
だったら、その運命をプラス方向に使いたいよね?
って事ですね。
大事な事は、不運を責めないで、自らを省みる事。
不運と言うのは結局のところ、必要だから訪れている訳です。
それは、どんな理不尽な事であっても。
幸せになれる人と言うのは、一見どんなに理不尽な事であっても、1mmくらいは自分に非があるだろう、と省みれる人だ、と私は思います。
その1mmの非に気付けるかどうか、それを肯定し、改善できるかどうか。ここが運命の分かれ道になる。
真に幸せになりたいからこそ、諦めるでもなく、開き直るでもない。
受け入れて、行動する。それが出来る人に、私はなりたいな~と思っております。な話でした。☺🌸