一口に “お稲荷さん” と言っても、お狐神さまはお一人ではない筈ですよね。
(ちなみに、厳密には
“お稲荷さん”は 各神様のご眷属様=位の高い従者様 であります。
弁財天様のように、ご本人様の一つのお姿が“狐さん”だったりする場合、もある訳ですが
基本的には“お稲荷さん“や“龍神さん”と言うと、
お忙しい(お手を煩わせてはいけない)神様や仏様の代わりにお告げをくださったり、
神様を慕う人間と主君の間の橋渡しをしてくださる・・・或いは不届き者に裁きを下す・・・
感じのお方なんだな。と思うとわかりやすいかもしれません。
やはり、“王様と円卓の騎士“の関係に近いですね。笑
※余談ですが、斗和子さんも白面様の眷属さんです。)
と言う訳で。
ある起点から大きなご縁を感じ、
お狐様に嫁ぐ事を心に決めても
『 どのお稲荷さまが私にご加護をくださっているのだろう 』
と言う疑問が湧いてくる訳です。
なんでもいいじゃん〜はゼッタイに違うと思う。
その観点から諸々考えて、辿り着いたお稲荷様はお二人。
🌾 倉稲魂命(宇迦之御魂神)様
♥️ 荼枳尼天(辰狐王菩薩)様
となります。
日本で最も代表的なお狐さまですね。
※ 尚、この方々は『同一である』というものと『別である』と言う見解があるのですが、
現代日本では後者の方が一般的な意見のようです。これもまた別の記事で考えていこうと思います。
さて、そんなこんなで今日のトピック。
“ な ん か 導 か れ た “ ら 縁 結 び 。
話は前置きからになってしまいますが、以前から、日枝神社さんにご縁を頂いておりまして、
定期的或いは何かを求める際に・・・当時は後者の方が多かったかもしれません。に、参じていたのですけれど…
2023年の1月、この日枝神社さんにご挨拶に伺おうとした所、
な ん で か 辿 り 着 け な い 。
と言う不思議な現象に見舞われました。
(別記事にて後述致しますが、この日枝神社さんもまた、倉稲魂命様を祀る神社さんであります。)
その際に、赤坂見附の駅構内の案内板で見つけたお名前が
荼枳尼天様のいらっしゃる『 豊 川 稲 荷 』だったのです。
これはこれで不思議な事に、その丁度前の日に
こう言った仏様・神様の事で色々お話を聞いて頂いている人生の先輩に
『お狐様と縁を結びたいなら豊川稲荷がいいよ』と伺っていただった為
呼ばれてる気しかしない。
と。※単純
とはいえ当初のお約束を反故にして、別の神様(仏様)にお逢いするのも失礼に値するので、
なんとか日枝神社さんまでの道を行き、その日決めていた諸々をきちんと済ませてから
『今日はお呼ばれした・・・気がしたので、ご挨拶に伺いました、初めまして。楯真由子と申します…
また改めて後日、きちんとお逢いしに参りますので・・・
どうぞどうぞ、よろしくお願い申し上げます・・・。』
と恐る恐る頭を下げに行ったのでした。気のせいだったら本当にどうしようと思った。
こんな感じで、
突然、不思議な力で引き合わされた“何か”は一目惚れと似たような“ご縁”なんだな。
と、考えると腑に落ちるかもしれません。
因みに、こんな感じでご縁を頂いた(気がした)場合には、
その日は欲張ってお願い事やらは言わない方がいい、と、私は思います
神社・仏閣巡りを好きになる方は
『どうしても叶えたい願い』や『自分ではどうする事も出来ない悩み』を
抱えていらっしゃる場合が多いのですが
神様・仏様にも、私達と同じで(烏滸がましい言い方ではありますが)
心や感情がある、と慮れば
『ちょっと気になるから声掛けてみた』
って人が突然、
自分の前に連れてきてみたら、厚かましくもお願い事や悩み事を次々とぶちまけたら
びっくりちゃいますからね。笑
その日は『お招き頂いてありがとうございます・・・』と、
その事だけに感謝を向けていれば
次に訪れた時は『どれどれ、無理ない範囲でちょっと聞いてやろうか。』となるのが
心かな、と思う訳です。笑
Nest ❧ 『南無、お稲荷さん。だった頃。〜日枝神社さんに感謝を〜』