サガには、どうしてもあらがえないなぁ。
役者、表現者としてのサガ（性）ね。
中庸な気持ちでいるつもりでも、
何をしていても、どこかで、現れてきてしまう。
表現欲とも言えるかもしれないね。
表現していないと、
私が私でないみたいに思えるんだな。
若い時とはまた違った葛藤が、度々おこる。
のんびりしすぎると、
また、山に登りたくなってしまうのよ。
最近はね。
観たいと思った舞台を観ることにしている。
どうしても、
友人・知人が出演している作品などを観ることが多く、
今までの流れができてしまっている。
だから、あえて、観たことのないもので、
自分が興味をもった場所に、これからは、足を運ぶことにした。
時間の限界が見えてきたこともあり…。
ここのところ、いくつかの舞台を観て感じた。
しょせん、人生は芝居なんだなぁと。
でもね。
真剣に、芝居に向き合ってきたことは、
真実だったなぁと。
この世の半分は、本当で、
半分は、フェイク。
本当を選ぶのか、フェイクを選ぶのかは、
すべて、自分次第。
まさに、その両方を堪能しながら、
ここまできたんだな。
現実と非日常の世界を行ったり来たりの、
芝居をやってきたからこそ、
今、それが、ものすごく腑に落ちている。
選ぶのは、いつでも自分。
ますます、
私にとって大切なモノが、見えてきて、
ぐっと、焦点があってきた感じ。
足腰、衰えさせることなく、
まだまだ、山に登りたいな。
低山でいいから。
一歩一歩がいい。
いつも ありがとうございます
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堀江真理子
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