デコチンに朝日を浴びて、目を閉じ呼吸に集中する。
たとえ少しの時間でも、心にはとても大切なこと。
空を見上げる瞬間も心には大切なこと。
嬉しい、悲しいなどの感情は、人らしく生きるためには欠かせませんが、いきすぎると感情のバランスは崩れ、自分自身の身体を傷つけてしまいます。
過度の「悲しみ、憂い」の感情は気を消してしまい、呼吸器の働きに影響を与え、肺気は弱まってしまします。
過度の「怒り」は気を逆上させ血圧は上がり、酷くなると意識を失い、肝と深い繋がりを持ちます。
過度の「驚きや恐れ」で気は乱れ、腎に影響を与え、精神のよりどころを失い混乱してしまいます。
過度の「喜び」で気は緩み、意識散漫、心に変調が及びます。
過度の「思いや考え過ぎ」は気を結び、胃腸の働きは弱まります。
中医学に触れる前は、自分の中から生まれた感情がいき過ぎると自分自身の身体を傷つけるなんて、考えたこともありませんでした。
頑張ってる自分が、頑張らない自分のお尻を叩くのではなく、頑張らない自分を許したり、自分自身で上手くバランスを取って暮らして行くことが大切だと思います。
呼吸が上手くできず、詰まりそうなときは、大自然の力を借りてみるのもいいかも知れません。