【ピープルサーバー】月額500円で使える無制限サーバー
ServersMan@VPS上のUbuntuにて環境を構築するお話。
今回のお題は「XMPPサーバ」の構築です。
「XMPPサーバ」と言うものをご存じない方も多いと思います。
「XMPPサーバ」とは簡単に言えば「Google Talk」のようなインスタントメッセージを提供するサーバとお考えください。
詳しくは以下のサイトをご覧いただければと思います。
XMPPとは【eXtensible Messaging and Presence Protocol】 - 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典
それでは、この「XMPPサーバ」をServersMan@VPSにインストールして何が出来るか。。。
上にも書きましたが、まあ「Google Talk」のようなことが出来ます。
また、ServersMan@VPSを独自ドメインで運用し、外部からDNSサーバで名前出来るのであれば、「Google Talk」との相互接続も可能です。
それでは構築に行って見ましょう。
■パッケージのインストール
今回使用するパッケージは「ejabberd」です。
それではお決まりの手順でパッケージをインストールします。
これでパッケージのインストールは完了です。 簡単ですね。
このパッケージをインストールする際に「Erlang」うんぬんと言ったパッケージもインストールされると思いますが、この「ejabberd」はあまり聞きなれない「Erlang」と言うソフトウェア言語で記述されています。
そのため「Erlang」というパッケージがインストールされるんですね。
この「Erlang」がどんな物か興味のある方は以下のサイトをご覧ください。
Erlang - Wikipedia
■「ejabberd」の初期設定
パッケージのインストールが済んだら今度は設定です。
先ず、管理者の「ユーザID」と「パスワード」を決めましょう。
これらはUbuntuのユーザとは関係ありませんので、その点は自由に決めてください。
ここではベタにユーザIDを「admin」、パスワードを「admpass」としておきます。
あと、ホスト名ですが、独自ドメインで運用しているのであれば「ドメイン名」を、独自ドメインを持たないのであればServersMan@VPSから振られた「IPアドレス」を指定してください。
ここでは、ドメイン名として「hoge.page.net」を使用することにします。
これらを決めたら以下のコマンドを打ってください。
すると、入力を色々と求められますので入力していきます。
パスワードに関しては確認のためもう一度入力を促されますので、指示に従って入力してください。
これで初期設定は完了です。
■Webによる管理画面の確認
「ejabberd」の普段の管理はWeb画面で管理します。
先ほどの初期設定が完了していればWeb管理画面へのアクセスが出来るはずです。
それでは、アクセスしてみましょう。
以下のURLにブラウザからアクセスしてみてください。
ユーザ名とパスワードを求めるポップアップ画面が表示されると思います。
ここでユーザ名に「admin@hoge.page.net」をパスワードに「admpass」を入力しましょう。
その後、管理画面が表示されれば問題なく初期設定まで完了しています。
■ユーザを追加
普段使用するユーザを追加してみましょう。
ユーザIDは「user」、パスワードは「userpass」とでもしましょうか。
追加の方法には3つほどあります。
・ejabberdctl コマンドによる、コマンドラインからの追加
・ejabberdのWeb 管理画面からの追加
・ejabber (XMPP) クライアントによる「登録」処理
コマンドラインからの追加の場合、以下のコマンドを打ちます。
Web管理画面からの場合は以下の手順で行います
■XMPPクライアントの導入
これはServersMan@VPS上でなく、皆さんが普段自宅などで使用しているPCに対する作業です。
たとえば、Windows XPのPCをお使いで、このPCでメッセージのやり取りをしたいとします。
サーバは準備できましたが、そのサーバに繋ぐためのソフトが無いと話になりません。
今回は私も使っている「Psi」というソフトをインストールし、先ほど作ったユーザで接続できるようにします。
先ずは「Psi」の入手です。 以下からダウンロードしてください。
「psi-0.14-win-setup.exe」と言ったファイルがあると思います。
※バージョンが違う場合多少ファイル名が違うと思いますが。
Psi プロジェクト日本語トップページ - SourceForge.JP
インストール方法は省略します。
インストール後、起動してメニューから [一般]-[アカウント設定] を選択します。
アカウント管理の画面が表示されたら「追加」ボタンを押します。
「名前」に適当に記入し「追加」ボタンを押します。このとき「新しいアカウントを登録」のチェックボックスは空白でお願いします。
「アカウント」タブで以下を入力します。入力が終わったら「保存」ボタンを押してください。
Jabber ID -> user@hoge.page.net
パスワード-> userpass
これで設定は完了です。
メニューから[ステータス]-「オンライン」を選択するとサーバに接続に行きます。
オンラインとなると、サーバに登録したほかの方からも見えるようになります。
■Google Talkとやり取り
上記の「Psi」から「Google Talk」へメッセージを送る方法ですが、メニューから[一般]-[新規メッセージ]を選択してください。
メッセージの入力画面が表示されますので、宛先に「Google Talk」のアカウントを入力してください。
「宛先:」横の★がその相手のステータスを示しています。黄色の★であればオンラインですのでメッセージ送信可能です。
以上です。
ServersMan@VPS上のUbuntuにて環境を構築するお話。
今回のお題は「XMPPサーバ」の構築です。
「XMPPサーバ」と言うものをご存じない方も多いと思います。
「XMPPサーバ」とは簡単に言えば「Google Talk」のようなインスタントメッセージを提供するサーバとお考えください。
詳しくは以下のサイトをご覧いただければと思います。
XMPPとは【eXtensible Messaging and Presence Protocol】 - 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典
それでは、この「XMPPサーバ」をServersMan@VPSにインストールして何が出来るか。。。
上にも書きましたが、まあ「Google Talk」のようなことが出来ます。
また、ServersMan@VPSを独自ドメインで運用し、外部からDNSサーバで名前出来るのであれば、「Google Talk」との相互接続も可能です。
それでは構築に行って見ましょう。
■パッケージのインストール
今回使用するパッケージは「ejabberd」です。
それではお決まりの手順でパッケージをインストールします。
$ sudo aptitude install ejabberd
もしくは
$ sudo apt-get install ejabberd
これでパッケージのインストールは完了です。 簡単ですね。
このパッケージをインストールする際に「Erlang」うんぬんと言ったパッケージもインストールされると思いますが、この「ejabberd」はあまり聞きなれない「Erlang」と言うソフトウェア言語で記述されています。
そのため「Erlang」というパッケージがインストールされるんですね。
この「Erlang」がどんな物か興味のある方は以下のサイトをご覧ください。
Erlang - Wikipedia
■「ejabberd」の初期設定
パッケージのインストールが済んだら今度は設定です。
先ず、管理者の「ユーザID」と「パスワード」を決めましょう。
これらはUbuntuのユーザとは関係ありませんので、その点は自由に決めてください。
ここではベタにユーザIDを「admin」、パスワードを「admpass」としておきます。
あと、ホスト名ですが、独自ドメインで運用しているのであれば「ドメイン名」を、独自ドメインを持たないのであればServersMan@VPSから振られた「IPアドレス」を指定してください。
ここでは、ドメイン名として「hoge.page.net」を使用することにします。
これらを決めたら以下のコマンドを打ってください。
$ sudo dpkg-reconfigure ejabberd
すると、入力を色々と求められますので入力していきます。
●The name of the host ejabberd will serve
ドメイン名「hoge.page.net」を入力してください
●The name of an admin account for ejabberd
ユーザID「admin」を入力してください
●The password for the admin account
パスワード「admpass」を入力してください。
パスワードに関しては確認のためもう一度入力を促されますので、指示に従って入力してください。
これで初期設定は完了です。
■Webによる管理画面の確認
「ejabberd」の普段の管理はWeb画面で管理します。
先ほどの初期設定が完了していればWeb管理画面へのアクセスが出来るはずです。
それでは、アクセスしてみましょう。
以下のURLにブラウザからアクセスしてみてください。
http://hoge.page.net:5280/admin/
ユーザ名とパスワードを求めるポップアップ画面が表示されると思います。
ここでユーザ名に「admin@hoge.page.net」をパスワードに「admpass」を入力しましょう。
その後、管理画面が表示されれば問題なく初期設定まで完了しています。
■ユーザを追加
普段使用するユーザを追加してみましょう。
ユーザIDは「user」、パスワードは「userpass」とでもしましょうか。
追加の方法には3つほどあります。
・ejabberdctl コマンドによる、コマンドラインからの追加
・ejabberdのWeb 管理画面からの追加
・ejabber (XMPP) クライアントによる「登録」処理
コマンドラインからの追加の場合、以下のコマンドを打ちます。
$ sudo ejabberdctl register user hoge.page.ner userpass
Web管理画面からの場合は以下の手順で行います
1. http://hoge.page.net:5280/admin/ にアクセスし、Web管理画面へ
2. 「Virtual Hosts」を選択し、列挙されたHostから「hoge.page.net」を選びます。
3. 選択肢に「Users」が現れますので、選択します。
4. ユーザIDとパスワードを入力する画面が表示されますので、入力し「Add User」をクリックしたら完了です。
■XMPPクライアントの導入
これはServersMan@VPS上でなく、皆さんが普段自宅などで使用しているPCに対する作業です。
たとえば、Windows XPのPCをお使いで、このPCでメッセージのやり取りをしたいとします。
サーバは準備できましたが、そのサーバに繋ぐためのソフトが無いと話になりません。
今回は私も使っている「Psi」というソフトをインストールし、先ほど作ったユーザで接続できるようにします。
先ずは「Psi」の入手です。 以下からダウンロードしてください。
「psi-0.14-win-setup.exe」と言ったファイルがあると思います。
※バージョンが違う場合多少ファイル名が違うと思いますが。
Psi プロジェクト日本語トップページ - SourceForge.JP
インストール方法は省略します。
インストール後、起動してメニューから [一般]-[アカウント設定] を選択します。
アカウント管理の画面が表示されたら「追加」ボタンを押します。
「名前」に適当に記入し「追加」ボタンを押します。このとき「新しいアカウントを登録」のチェックボックスは空白でお願いします。
「アカウント」タブで以下を入力します。入力が終わったら「保存」ボタンを押してください。
Jabber ID -> user@hoge.page.net
パスワード-> userpass
これで設定は完了です。
メニューから[ステータス]-「オンライン」を選択するとサーバに接続に行きます。
オンラインとなると、サーバに登録したほかの方からも見えるようになります。
■Google Talkとやり取り
上記の「Psi」から「Google Talk」へメッセージを送る方法ですが、メニューから[一般]-[新規メッセージ]を選択してください。
メッセージの入力画面が表示されますので、宛先に「Google Talk」のアカウントを入力してください。
「宛先:」横の★がその相手のステータスを示しています。黄色の★であればオンラインですのでメッセージ送信可能です。
以上です。