33年前の1977年６月４日より、全40話放送。コン・バトラーと同じく５体マシーン合体や侵略宇宙人との戦いを描いた後釜的作品なれど、剛兄弟とその父親の剛健太郎博士＝ラ・ゴールのドラマを軸に、骨太なストーリー展開でした。敵司令官プリンス・ハイネルの美形ぶりは、話題をさらいましたね（笑）。そのハイネルが実は剛兄弟とは異母兄弟だったという最終回の展開は、衝撃でした。最後、健一をかばって炎に消えていくシーンは…泣けましたなぁ～。
ヒロインの声がコン・バトラーと同じ上田みゆきさん（ちずる→岡めぐみ）ってのは、子供心にもどうかと思いましたが・・・。当時から声優フェチだったものでf^_^;)。あと、堀江美都子さんが水木一郎アニキとのデュオではなく単独でロボットアニメの主題歌を担当したのは、凄く印象的ですねぇ。
当時の超合金を彷彿とさせる、内部パッケージ。
世界数カ国でも放送されましたが、特にフィリピンでは大人気で、最高視聴率が58％を記録したとか。ところが最終話直前、'79年に当時のマルコス大統領が放送禁止宣言をし、国営放送でのボルテスＶは放送中止…。マルコス政権は内容が暴力的として中止に乗り出したと発表したようですが・・・後にアキノ革命でマルコス政権が倒れた直後、放送が再開。。。そのため、「ボルテスＶを放映させるために革命が起き、マルコス政権が倒れた」と言われることも・・・(^^)。
しかし冗談ではなく真面目な分析として、ストーリー後半が革命を示唆する内容であったため、独裁的な政権運営を行っていたマルコス政権による政治的圧力で放映が禁止された、、、という解釈がされる事があります。ボアザン星は角がある人種が貴族として君臨し、角のない人種が奴隷として扱われる星…。その星を追われた名門出の改革者で、長年の苦難を乗り越え帰還、ボルテスＶと共に革命を起こすラゴール（剛健太郎）は、当時亡命中で後に暗殺された元上院議員ベニグノ・アキノ氏を連想させなくもないですからね・・・。評論家の岡田斗司夫氏も、この推測をしています。
'99年からフィリピンでボルテスＶの再放送が始まり、リバイバルブームに。。。最高視聴率が40％を超え、日本語の主題歌「ボルテスＶのうた」が大ヒット。堀江美都子さんがフィリピンでライブを行った際は、国賓並みの待遇を受けたとか。また'06年に安倍総理夫妻がフィリピンを訪問した際、昭恵夫人が訪問した施設で現地の若者たちはエンディングテーマ「父をもとめて（水木一郎）」を歌って迎えたそうですよ。凄い影響力ですねぇ(^^)。
では、超合金魂のレビュー。。。こちらは'06年５月に発売。
ボルトマシーンへの変形は、ボルトボンバーに車輪を取り付ける以外はスムーズに展開。
レッツ・ボルトイーーン！！
頭部がやや小さい印象もありますが、腕と足の可動もなかなか広く、良い出来かと。
コン・バトラーＶ（改訂版）とほぼ同サイズ。ゲームソフト「スーパーロボット大戦α」シリーズ等では、２大超電磁ロボとしての合体攻撃なんかもあります。
過去ログ
レッツ、稲刈り！（違 コン・バトラーＶ放送開始の日
超電磁ストリング＆超電磁ゴマ
別パーツ使用で、こうしたシーンも再現可能。
ボルテスバズーカ
右腕内部にバズーカ収納。右腕を肩ごと上げないと、発射態勢はとれませんが(^^;)
そしてボルテスＶといえば、やはり・・・
天空剣！！
胸パーツ内に、蛇腹状に収納された剣が・・・・まあ、そのままでは様にならないので(^^;)
ディスプレイ用の天空剣を。。。やはり天空剣をかざした姿は、格好いいですね。
鷹メカ＆超電磁ボールコントロール装置
24～27話登場の、鷹メカも付属。劇中で一瞬だけ描かれた、ボルテスとの合体＆コントロール装置の追加シーンを再現できます。芸コマだなぁ～（笑）
これは先日、近くの量販家電店にて撮影したんですが・・・昔の旧ポピニカ版超合金の雰囲気を再現したネームプリントを貼ったバージョンが、後日発売されたんですよね。しかしご覧のとおり、売れ残って半額に近い安売り状態・・・。リアルさが求められる超合金魂で、こうした商法に出ても大して反響はないことは、容易に予想できそうなんだけど？？どうもバンダイは、こういう所でよく「ハズす」印象があるなぁ～f^_^;)
