大好きな川島産のニンニクの出荷が最盛期になりました!
徳島新聞Webより
ニンニク出荷最盛期 吉野川市
収穫したニンニクが山積みされた作業場=吉野川市川島町児島
県内のニンニク主産地・吉野川市で出荷が最盛期を迎えている。
同市川島町児島の坂東孝勇さん(77)は約50アールの畑で栽培。自宅近くの作業場には直径7センチ前後の丸々としたニンニクが山積みになっている。毎日10人ほどが茎と根を切り落としたニンニクを、1キロずつネットに入れて箱詰めしている。
坂東さんは「春以降の天候が良く、品質は上々。しっかりと食べてスタミナを付け、夏を乗り切ってほしい」と話している。
JA麻植郡川島支所によると、市内では約90戸が栽培しており、収穫量は例年並みの約30トンの見込み。関東や北陸などの市場に出荷し、1キロ約900円で取引されている。出荷は月末まで続く。
《本記事のポイント》
- 南北が統一に向けた共同宣言に署名 だが日本にとって「最悪のシナリオ」
- 北朝鮮を野放しにすれば、中国が世界の半分を支配する未来が近づく
- 「自分の国は自分で守る国」にならなければ、日本は消滅しかねない
南北首脳会談が27日、南北軍事境界線上の板門店にある韓国側の施設「平和の家」で行われた。
文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領と、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は同日夕刻、「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」に署名。朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和の定着、そして南北統一に向けて一致団結することで合意した。
南北の終戦は、日本侵略の始まり
平和裡に北朝鮮の非核化が実現するのではないかと、会談を評価する向きもある。しかし、「融和ムード」にのみ込まれてしまうと、日本にとっては「最悪のシナリオ」を迎える危険性がある、という現実にも目を向けるべきだ。
たとえば、共同宣言にある「恒久平和」の先には、南北の「終戦」を目指している。
現在、休戦中の朝鮮戦争が終戦を迎えれば、韓国を守る在韓米軍は必要なくなる。韓国にとっても、在韓米軍が握っている「戦時作戦統制権」を返還してもらうことは長年の悲願だ。米軍撤退は時間の問題となるだろう。
米軍撤退と同時に進むのが、「統一朝鮮」である。
この統一朝鮮が平和を愛する国となればいいが、そう簡単にはいかないだろう。「非核化」を宣言したものの、北朝鮮は事実上の「核保有国」。同国は2006年の非核化合意を反故にして核・ミサイル開発を続けるなど、さまざまな"前科"がある。今後も開発を続けると考える方が、冷静な見方と言える。
また、統一にあたっては、「反日感情」が利用される可能性が高い。拓殖大学国際学部で教授を務める呉善花(オ・ソンファ)氏は、28日発売の本誌( http://www.irhpress.co.jp/liberty/)で次のように述べる。
「近年韓国では、一国二制度を表す『連合国家』という言葉が好んで使われていますが、朝鮮民族は何かを恨む力で団結できます。このままでは、朝鮮半島に核を持った強烈な反日国家ができ上がるでしょう」
慰安婦や戦時徴用工などの歴史問題を見ても、統一後の南北が日本を共通の仮想敵国とすることが予測できる。反日で団結する金氏と文氏の下における南北の終戦は、「日本侵略の始まり」と言える。
(参考資料:27日作成のリバティ号外 https://the-liberty.com/upload/files/liberty_plus_20180427.pdf )
中国による「天下二分の計」
北朝鮮の背後に、中国が控えていることも忘れてはならない。
3月末に電撃的に行われた、中朝首脳会談では、両国の協力関係を世界に示した。日米が北朝鮮への対応に悩まされている間にも、中国は経済力・軍事力を増していく。そのうち、中国はアメリカと肩を並べる力を持ち、「米中が世界を二分する」未来も近づく。
中国の習近平国家主席は2015年、当時のケリー米国務長官に対して、「広大な太平洋には、中米両大国を受け入れる十分な空間がある」と強調した。「アメリカが西を、中国が東を統治すれば、世界は平和になる」という考え方は、多くのアメリカの政治家や学者からも支持されている。
中国が世界の半分を支配する未来に、何が起こるか。
それは、中国共産党政府が侵略したチベットやウイグル自治区を見れば分かる。一切の自由が奪われ、一挙手一投足を監視される。人は国家の道具となり、人命はいとも簡単に奪われる――。
南北の融和ムードに流されれば、数年先の日本にもこうした未来が訪れかねない。「最悪のシナリオ」を避けるためには、今ここで北朝鮮を完全に武装解除する必要がある。
強硬路線から融和路線に傾くトランプ政権
一刻を争う状況だが、アメリカのトランプ大統領は、自身のスキャンダルや政策について国内外のマスコミなどから批判を浴びる中、今年11月の中間選挙を意識してか、北朝鮮への強硬路線から融和路線に傾きつつある。
トランプ氏は、南北会談後、日本時間の27日夜、ツイッターで「朝鮮戦争は終結に向かう! アメリカ合衆国、そしてその素晴らしい国民は、今、朝鮮半島で起こっていることを誇りに思うべきだ」と発信した。
その直前のツイートでは、「いいことが起こっているが、時間がたたなければ分からない」と一定の警戒をしているものの、会談を歓迎している。アメリカが北朝鮮に対する圧力を弱めれば、反日的な統一朝鮮の誕生、中国の支配地域拡大を抑止するものはなくなる。
日本の政治家はトランプ氏に檄を飛ばしてでも融和ムードを払しょくすべきだ。それと同時に、日本は独自の防衛力の強化が急務だ。アメリカ頼みの国防から卒業し、「自分の国は自分で守れる国」に生まれ変わる必要がある。
中国、北朝鮮、韓国――。反日国家による「日本包囲網」は、刻一刻と完成へと近づいている。国家として存続できるか、それとも消滅してしまうのか。日本は今、その岐路に立たされている。
【関連書籍】
幸福の科学出版 『司馬遼太郎 愛国心を語る』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=2031
【関連記事】
2018年4月25日付本欄 「平和ムード」は金正恩の罠 司馬遼太郎の霊が日本を一喝
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2018年3月8日付本欄 【速報】韓国の文大統領と北朝鮮の金委員長が守護霊霊言で語った本心 日本はどうする?
https://the-liberty.com/article.php?item_id=14207
2017年5月8日付本欄 北朝鮮、ミサイルよりも恐ろしい50の地獄 それでも「平和的解決」を訴えますか?
https://the-liberty.com/article.php?item_id=12971
5月12日に公開予定の映画「さらば青春、されど青春。」にヒロイン役で出演する女優の千眼美子(清水富美加)さんが、同映画の主題歌「眠れぬ夜を超えて」を、ファーストシングルとして4月25日に発売することが発表された。
千眼さんは、幸福の科学に出家後、ヒロイン役として初の映画出演するタイミングで、CDデビューを果たす。この発表に先立ち、4月2日、定額制音楽配信サービス「LINE MUSIC」で先行配信が開始され、リアルタイムランキングで4位となった。
曲の収録に向けて、千眼さんは5カ月にもわたるボイストレーニングで猛特訓。先月放送された、ニコニコ動画の冠チャンネル「千眼美子、ただいま修行中。」で、今年は音楽活動に力を入れると宣言していた。
「眠れぬ夜を超えて」は、愛する人を一途に思うヒロインの心情を歌い上げたもので、昨年8月、幸福の科学の大川隆法総裁による東京ドーム特別大講演会で、初お披露目され、マスコミ各社に報じられるなど、話題を呼んだ。
作詞作曲は、映画の製作を総指揮する大川総裁。サウンドプロデュースは、シンセサイザー界の第一人者、故・冨田勲氏のプロジェクトに関わり、NHKスペシャル「始皇帝」や映画「君のまなざし」など、数多くの曲を手掛けてきた水澤有一氏だ。
千眼さんはCDデビューについて、「まさか自分で歌を歌うことになるとは思ってなかったです。この曲は映画『さらば青春、されど青春。』の主題歌で、自分の使命に真っ直ぐに生きる方への想いが綴られています。切ないけれどそれだけではなく、健気さや潔さも感じられる素敵な女性の歌です。難しかったけどいっぱい練習しました!どうか届きますようにっ。」とコメント。
ミュージックビデオも近日、公開を予定している。
【関連サイト】
映画「さらば青春、されど青春。」公式サイト
ニコニコ動画「千眼美子、ただいま修行中。」
http://ch.nicovideo.jp/sengenyoshiko
【関連記事】
2018年2月21日付本欄 女優の千眼美子(清水富美加)の"千眼ワールド"が炸裂 ニコ動で看板番組を初放送
https://the-liberty.com/article.php?item_id=14169
2017年7月12日付本欄 千眼美子(清水富美加)&大川宏洋 映画で共演決定!! 千眼さんは8・2東京ドームで主題歌初お披露目
最近、法要や葬儀に関するお問い合わせを良く頂戴いたします。
ご参考になれば幸いでございます。
なかなか聞けない終活のギモン
終活ビジネスが盛んな現代。通夜・告別式をせずに火葬する直葬(ちょくそう)や、お墓を持たない樹木葬や海洋散骨など、多様な葬儀のスタイルが生まれています。総じて費用や時間や手間をかけずに済むプランが多いなかで、「そんなお手軽でいいの?」と疑問を抱く方も多いそうです。そこで、巷(ちまた)の終活セミナーでは質問しにくい「終活のギモン」を、幸福の科学の仏法真理の観点からお答えします。( 月刊「幸福の科学」3月号(No.373)より転載・編集)
Q1. コストを抑えたいから、私の葬儀は直葬にしようかな?
A. 自分の葬儀を見て死を自覚する
お葬式には、故人の霊に「死んだことを自覚してもらう」という重要な意味があります。人は死後、すぐには自分が死んだことを理解できず、お通夜やお葬式で、棺(ひつぎ)に収まった自分の遺体を見たり、家族が悲しむ姿を見たりしながら、少しずつ自分の死を受け入れていきます。
ところが、葬儀を省略して火葬する直葬では、故人に死んだ自覚がないまま肉体を焼かれるため、混乱して、あの世にスムーズに旅立てないことがあるのです。
Q2. お墓を維持するのって大変。私の代で墓じまいしようかな?
A. お墓はあの世に繋がる“アンテナ”
実は、お墓には“霊的なアンテナ”の役割があると言われています。お墓を機縁として、あの世の故人と心を通わせることができるんです。
霊界にいるご先祖にとっては、お盆やお彼岸などに子孫がお墓参りに来て、供養してくれるのはとてもうれしいことです。もし、先祖のなかに、地上で迷っていたり、地獄に堕ちていたりする霊がいる場合、子孫の供養の心が届けられることが、天国に導かれる縁(よすが)となることもあります。
しかし、お墓を無くしてしまうと、そうした「供養の心」が途絶えてしまいます。供養の中心となるお墓や納骨壇をきちんと守っていくことは、大事なことなのです。
Q3. 読経はお坊さんじゃなくて、今話題の“ロボット導師”でOK?
A. ロボットでは故人を導けない
本来、葬儀でお経をあげるのは、亡くなった故人に死んだことを悟らせ、あの世に還れるように「引導を渡す」ためです。
それには、お経をあげる人が、あの世の世界を知り、お経の内容を悟っていることが不可欠。悟れないロボットが読経しても、残念ながら何の力もありません。
Q4. 遺言書を書いて、遺産配分も決めた。でも、死ぬのが怖くて…。
A. 宗教を学び、人生を振り返ってみる
巷の終活で取り組むのは、この世的な身辺整理が中心です。確かにそれも大切ですが、それ以上に、自分の死に対する「心の整理」ができていなければ、不安や恐怖は拭(ぬぐ)えません。
「死にたくない」という思いでいっぱいのまま亡くなったら、“幽霊”になってしまうこともあるんです。そうならないためにも、ぜひ正しい宗教を学んでください。
「人は魂修行のために、この世に生まれてくる」という真実を知ると、つらかったことも「魂を磨く機会だった」と分かり、感謝に変わっていきます。また、心残りがないように、人間関係の葛藤などがあれば、早めに解消しておきましょう。
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『正しい供養 まちがった供養』
大川隆法 著 1,620円(税込)
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全国的に知名度が低い徳島県。
四国の右下にある徳島県。
東京からの情報発信基地が完成しました。
見事PRに成功して、地方創生につながればいいですね。
以下、徳島新聞の記事です(ご参考)。
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渋谷の徳島県情報発信拠点 ターンテーブル完成
2018/1/25 09:59
東京都渋谷区で徳島県が整備していた情報発信・交流拠点「ターンテーブル」が完成し、24日、報道機関など関係者向けの内覧会があった。宿泊施設やレストラン、物産販売機能などを併せ持つ滞在型複合施設で、徳島の食や文化に触れてもらい、観光客や移住者の増加を目指す。2月4日に開業する。
ターンテーブルは、渋谷駅から徒歩11分の同区神泉町にある5階建ての東急電鉄のビルを活用。1階には県産品を販売するマルシェ、1、2階には県産食材を使った料理を提供するカフェとレストラン、2~5階は宿泊施設として2段ベッドなどを並べたドミトリー形式(56床)とシングルの個室(8部屋)がある。内装や外装には県産材や藍色を取り入れ、徳島らしさを演出している。
施設整備費は約2億3千万円。県が公募で選んだ民間業者のDIY工務店(徳島市)が運営する。県は東急側に毎年、賃料5千万円を支払う。運営業者は県に毎年2千万円を納める。差し引きした3千万円を県が毎年負担することになる。
DIY工務店のプロジェクト責任者で、神山町にサテライトオフィスを置くIT企業の副社長でもある渡辺トオルさんは「7年前から徳島に来るようになり、人や食との出会いに感動した。その感動を味わってもらえる場にしたい」と話している。
【写真説明】
[上]右側が物産販売のマルシェ、中央のテーブルはカフェの立食スペース
[中]2階のレストラン
[下]二段ベッドが並ぶドミトリー=東京都渋谷区
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渋谷に「ターンテーブル」 徳島県民宿泊料10%引き
2018/1/23 14:00
徳島県は22日、東京都渋谷区に開業する情報発信・交流拠点「ターンテーブル」に県民が宿泊する際の料金を10%割引とする特典を設けると発表した。
ターンテーブルは2月4日の開業で、今月25日から宿泊予約を受け付ける。計64床あり、料金は朝食付きで▽シングル(1人1泊・1万4千~1万6千円)▽二段ベッドのドミトリー(同・7千~7500円)―のほか、部屋貸しもある。県民割引は、カウンターで料金を支払う場合のみ適用され、チェックイン時に身分証明書で確認する。
ターンテーブル公式サイト(https://www.turntable.tokyo)などで予約できる。ターンテーブルは宿泊のほか物産販売、徳島の食材を使ったレストラン、カフェの機能も併せ持ち、県は「ビジネスの活動拠点や、徳島の食材の素晴らしさを再認識する場として活用してほしい」としている。
【写真説明】【上】二段ベッドのドミトリー【下】シングルルーム
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県情報発信の東京新拠点命名 「Turn Table」
2017/1/5 14:02
徳島県は、東京都渋谷区で整備を進めている情報発信・交流拠点の名称を「Turn Table」に決めた。飯泉嘉門知事が4日の年頭会見で発表した。
名称には「大事なものに回帰する食卓」の意味を持たせ、新拠点で提供される県産食材が、来館者の徳島へのUターンやIターンのきっかけづくりになる期待を込めた。同時に発表したロゴマークのデザインには切り株を採用し、自然豊かな徳島とターンテーブルをイメージしている。
拠点は渋谷駅から徒歩10分の5階建てビルを活用し、県産食材を使った料理が出るレストランやその食材を販売するマルシェ(市場)、約100人が宿泊できる設備やイベントスペースを計画。藍色を基調とした外観、県産スギを活用した内装などで、徳島らしさをアピールする。
拠点は4月の着工を予定している。知事は「訪日外国人旅行者(インバウンド)への魅力発信も期待できる施設。2017年度内の早い時期にオープンさせたい」と述べた。
【写真説明】徳島県が東京都内で整備を進める情報発信・交流拠点「Turn Table」のロゴマーク
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徳島を体感できる場に 徳島県が都内整備中の情報拠点
2017/11/6 14:13
徳島県が東京都渋谷区に整備中の新たな情報発信・交流拠点「Turn Table(ターンテーブル)」は年内の竣工、本年度中のオープンに向け、ビルの改修を急いでいる。施設整備費は約2億3000万円。県産品の販売に重点を置く従来のアンテナショップではなく、国内初の宿泊機能を備える滞在型とし、徳島の食や文化にじっくり触れてもらうことで、観光客や移住者の増加につなげる狙いがある。新たなスタイルが注目を集める新拠点の特徴と課題を探った。
ターンテーブルとして生まれ変わろうとしているビルがある渋谷区神泉町。近年、雑誌で紹介された飲食店やギャラリーなどが点在する「奥渋谷(オクシブ)」の略称で親しまれているエリアだ。
JR渋谷駅のハチ公像前から西へ歩き、商業施設「渋谷マークシティ」内の通路を抜けて道玄坂通りを越えると、若者の町のイメージとは異なる落ち着いた雰囲気に一転。雑貨店、ブックカフェ、ワインバーなど、しゃれた店が数多くある。10分余りで到着した現地は、旧山手通りから1本入った静かな住宅街といった印象だ。
県もうかるブランド推進課によると、施設ではレストランと、メニューに使われる県産食材を購入できるマルシェ(市場)を設けるほか、内装や外装に県産木材や藍色を使って徳島らしさを演出。徳島の自然の音を音源に曲を作って流したり、徳島の生産者を招いたワークショップを開いたりして「徳島を体感できる場」にするという。
ただ、この施設はふらりと立ち寄る場所にあるとは言い難い。財団法人地域活性化センターの調査(2016年4月1日時点)によると、都内にある自治体アンテナショップ54店のうち、銀座・有楽町が20店、日本橋・神田・東京駅周辺が10店と約半数がデパートなど大規模な商業施設が集積する場所に構えている。
もちろん、こうしたエリアの家賃は高く、例えば歌舞伎座(銀座4丁目)の真向かいのビルの1、2階を借りている群馬県の「ぐんまちゃん家」は店舗面積330平方メートルで年間7850万円。ターンテーブルとなる5階建てビルの面積は860平方メートルで5千万円。銀座などへの出店よりは賃料を抑えられたが目立たない立地なだけに「探してでも行く」ような施設にできるかが重要だろう。
いかに施設の存在を知ってもらうかについて県は「オクシブ」に多いとされる、こだわりを持つ料理人やIT企業の社員らに利用してもらい、会員制交流サイト(SNS)を使って情報が拡散されることに期待している。
もう一つの大きな課題は運営方法。今回、県は物件探しから建物改修の設計・施工、運営を一括して担う民間業者を公募で選んだ。建物所有者には県が家賃(年間5千万円)を払い、民間業者と転貸契約を締結。業者は同2千万円を家賃として県に納めて運営する。
こうした計画に、県議会では「差額の3千万円が毎年、県の持ち出しとなる。業者任せにせず、しっかりチェックする仕組みが必要だ」「訪問客が実際に徳島に足を運ぶなど、どれだけ徳島に貢献したかの評価が大事だ。そうでないと民間ビジネスに県が手を貸しただけになる」「五輪市場を目指し、どの地方も東京に打って出ようとしている。勝ち残れるのか」などの指摘が、今も続いている。
県は「情報発信とブランド力強化にかかる経費が3千万円」との認識で、仮に赤字が出ても業者の責任として補?(ほてん)をする考えはないという。黒字の場合、その使い道をどうするかなど、今後、煮詰めていく契約の中身を注視していく必要がある。
地域活性化センターの畠田千鶴広報室長は「県と運営する業者が密に連携を取り、出店先の渋谷区とも二人三脚で取り組んでいくべきだ」とした上で「どの自治体も似たようなことをやっている中、客を引き込む独自性をいかに発揮できるかが鍵」と指摘している。
【写真説明】宿泊施設(上)と2階レストラン(下)のイメージ図