ゴールデンウィークには、元夫も含めて家族みんなで旅行に出かけました。


最初は「子供達のため」と思っていました。けれど、久しぶりに揃った家族が笑っているのを見て、私自身もこの時間を失いたくないのだと気づきました。


旅行から戻っても、元夫とは連絡を取り合いました。夏休みにも、家族みんなで旅行をすることになりました。


夏休みには、元夫も含めて家族みんなで旅行に出かけました。


ゴールデンウィークの旅行とは、少し違っていました。あの時は、久しぶりに一緒に過ごせることがうれしくて、先のことまでは考えられませんでした。


けれど今回は、帰った後の暮らしについて、自然と話すようになっていました。


その旅行中、子供達が寝た後で、元夫が言いました。


「また、みんなで一緒に暮らしたい。こんなことを言える立場じゃないのは分かってるけど……」


私はすぐには答えられませんでした。楽しい旅行と、毎日の生活は違います。過去に傷ついたことも、忘れたわけではありません。


それでも、私ももう一度、家族で暮らしてみたいと思いました。


何だか照れくさかったけれど、私もそう思っていることを伝えました。


すると元夫は、何か言おうとして口を開き、そのまま泣き出しました。私は驚いて、しばらく何も言えませんでした。


元夫の泣き声で、子供達が起きてしまいました。二人は驚いた顔で、心配そうに尋ねました。


「パパ、どうしたの?」


元夫は涙を拭いながら、何度も「ごめんごめん」と言いました。


「パパは、ただ嬉しくて涙が止まらないんだよ。もっとみんなと一緒にいたいんだよ」


そう言って、元夫は子供のように大泣きしていました。


私も涙が出そうになりましたが、必死にこらえながら、子供達に伝えました。


「ママも、みんなと一緒に暮らしたい」


二人とも、嬉しそうな顔をしました。その表情を見て、私もようやくほっとしました。


帰ってから、子供達の学校、新しい家、お互いの仕事について話し合いました。元夫も、職場に異動願いを出せるか確認することになりました。


私名義のマンションをどうするかも、決めなければなりません。元不倫相手から贈与されたものです。弁護士には契約や登記を、会計士には税金のことを確認してもらい、その結果が出てから売るかどうか考えることにしました。


両親に、家族でもう一度暮らすつもりだと報告すると、意外にも驚きませんでした。子供達から、みんなで暮らしたいという気持ちを聞いていたそうです。


「よく話し合って決めなさい。どちらにせよ応援しているよ」


その言葉に、私はほっとしました。


新しい家も、学校も、仕事も、まだ何一つ決まっていません。でも今度は、私一人で抱えず、家族みんなで考えていける気がしています。