前回の「肩こりは、姿勢の悪さが原因？」に引き続き、今回も書いていきます
Ｑ：腰痛の原因には、どんな種類があるのか
Ａ：慢性の腰痛症の他、年代ごとによって原因が異なる
【説明】
腰痛で最も多いのが、前回の記事「肩こりは、姿勢の悪さが原因？」で説明した悪い姿勢による筋肉疲労が原因で起こる慢性の腰痛症です
じっと座っていたり、立っていて徐々に腰が重く感じる場合は、このタイプの腰痛症だと考えられます
特に肥満の人は腰に負担が多くかかり、腰痛を起こしやすいので、注意が必要です
膝の痛みによって膝が曲がり、前かがみの姿勢になって腰痛を起こすケースもあります
その他にも、10～30代は椎間板ヘルニア（椎間板の中の髄核が飛び出して、神経を圧迫する）、30代前後はぎっくり腰（急性腰痛。無意識の動作によって、脊椎の小さな関節が捻挫したり、筋膜が損傷し、炎症を起こす）など、年代別に起こる原因は異なります
また、背骨には脊髄という太い神経が走り、腹部の内臓にも神経の枝を出しているため、尿路結石や膵炎、胆のう炎、胆石症などの病気の「関連痛」として、腰痛が起こる事もあります
以下が簡単なまとめになります
■年代別に起こりやすい腰痛の種類
【１０代】
脊椎分離症：成長過程で脊椎が分離する。
【１０代後半～３０代】
椎間板ヘルニア：椎間板が変形し、神経を圧迫する。
【３０代前後】
ぎっくり腰：疲労の蓄積により、突然立てなくなる程の激しい痛みに見舞われる。
【４０代後半】
変形性脊椎症：脊椎の骨棘(骨のとげ)部分が細く尖る。
【５０代】
脊柱管狭窄症：脊柱管が狭くなる。
【６０代以降】
骨粗鬆症：骨の中の密度が薄くなる。
■肥満も腰痛の原因に
・お腹を突き出す悪い姿勢
・腹筋や背筋が弱い
・思い体重が腰にかかる
■膝の痛みが原因で腰痛が起こる事も
・ 膝が痛い → 膝を曲げる → 前屈みの姿勢になる → 腰痛
腰の調子が気になる方は、症状の早期発見で、早めの治療を心掛けましょう
次回は、「日常生活で注意する事は？」と言う内容について書こうと思います
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