MASAのやぶにらみ中国

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2015613日(土) 三峡ダム

 先月、中国湖北省荊州市の長江(揚子江)で乗員乗客456人を乗せた客船「東方之星」が転覆した。客船こそ違うが同じ三峡下りは、20077月に小生も体験した。その時の写真が上の写真である。教え子の姚永存が4年生で、6月の卒業試験のあと卒業旅行に行きませんかと誘ってくれたのである。三峡ダム下りと白帝城、映画「レッドクリフ」で知られた三国赤壁古戦場、武漢市の黄鶴楼の見学と盛りだくさんであったが、姚君を通訳代わりに卒業旅行に同行したのである。

 姚君、余り勉強に熱心ではなかったが、授業が終わると必ず「先生食事に行きましょう」と昼食に誘う。人懐っこくて、どこか憎めないところがあったので、その後日本へ帰ってからもお付き合いをしている卒業生の一人である。その姚永存君に電話してみた。さすが、言論統制国家だけのことはある。CCTVも各新聞も最初は報道していたが、最近は全然続報が無いという。

例によって、遺族の批判が高まりその批判が政府批判にならないようにということで、報道管制をして、新華社の取材・報道をマスメディアがコピー報道しているだけのようだ。日本では、遺族も現場へは近づくことができないと報道されている。

 三峡ダムのおさらいであるが、揚子江中流の景勝地三峡にある世界最大級のダムである。高さ185m、堤の長さ2309m、総貯水量393億㎥、年間平均発電量847億kW。建設のため立ちのいた住民の数は約130万人。三峡へのダム建設は建国直後から検討されてきたが、採算面、あるいは文化財・遺跡の多くが水没することや、生態系の破壊などを理由に慎重論が強かった。しかし1991年夏の揚子江流域の大水害が契機となって早期着工の意見が強まり、1992年正式に建設が決定、1994年着工。2009年完成。小生たちはほぼ完成しかかっていたダムを見学したわけである。見学者もまだ少なく、三峡下りもそれほど観光客に人気があるとは思えなかった。堤の長さが2309mも有るとダムというよりも長い堤防があるように思ったものだ。

ここでちょっと中国の権力闘争であるが、今朝の朝刊に、中国共産党最高指導部・政治局常務委員会の前メンバーで、前党中央政法委員会書記の周永康が、①収賄②職権乱用③国家機密漏えいの罪で、無期懲役、政治的権利の終身剥奪、全財産没収を言い渡された、とある。①収賄と②の職権乱用はさも有りなん、と思うが、③の国家機密漏えいはよく分からぬ。中国、北朝鮮が以前とは違ってしっくり行っていないため、周永康が漏らしてはいけない国家機密(核開発の新技術か?)を北朝鮮に漏らしてしまったのか? これは国家機密に関わることだから永遠にナゾのままとなるのか?習近平の「ハエたたき」も周永康を叩き落して一服かと思っていたら、米国からとんでもない情報が入ってきた。それは次回書く。