和尚の闘いは、家族の闘い。

私は、ドクターから説明があったとき、メモを取れるくらい冷静だった。

私の中では、すでに戦闘体制ができあがりつつあったから、なのかもしれないけど。

それからは、仕事を休むための手続き、和尚の看病、インターネットで情報収集の日々がしばらく続きました。

悔しかったから…

誰のせいでもないのに、和尚は生きるために闘わなきゃいけない。

私は和尚ががんばれるようにするために…
親が敵を知らなきゃ、どう闘うんだ?と思って、とことん情報収集した。

プロトコールのことも、薬のことも、私の手中に収めなきゃ誰が判断できる?


そんな戦闘モード全開の私の気合いが和尚に伝わったのか…

和尚は、とても我慢強く、全治療のプロトコールを遅れることなく終了しました。