恋花火 / エムラミノル

今年の夏の花火は　今まで一番まぶしくて

目に焼きついた　そんな恋の記憶

突然君に出会ったのは　夏の風が吹いた頃

咲いては燃え　激しく散る　そう君と僕の花火

空に消えて　すぐに消えて

儚いよ　恋花火

確かに君に　心揺れたよ

思い出すよ　川のほとり　林檎飴を持って

赤いベロをした　君と歩く

永遠に消えて　月に溶けて

見えないよ　星花火

今さら言うよ　君が好きだよ

思い出すよ　帰り道を　自転車に乗って

君が僕の腰に　腕をまわす

空に消えて　すぐに消えて

儚いよ　恋花火

空に咲いて　星に伸びて

眩しいよ　恋花火

確かにここに　僕見つけたよ