私はアパートの4階に住んでた
毎日毎日、ベランダの手すりを乗り越えて落ちるギリギリの所に立つけれど、いつも一歩が踏み出せ無かった
怖くて。
だけど生きるのも怖かった。
あとほんの少しの勇気があればこの現実から逃げられる。
死にさえすれば全てが終わらせる事が出来る。
自殺というたった一つの逃げ道が私の心を軽くした。
死ぬ事が私の生きる希望だった。
そんな毎日が3年過ぎ、私は小学5年生になった
ふとテレビを見てると、ニュースでリストカットの特集がされていた。
どんどん画面に吸い込まれていった。
リストカットをしている少女達の姿が私には凄く魅力的に見えた。
理由は分からない。ただ、私もしてみたいという願望だけが膨らんでいった。
その日、私は初めて手首を切った。