私の母は化粧品販売の仕事をしています。まぁ、お友達や親戚に購入してもらうくらいの規模でです。

私も使ってはいますが、やはり安いものではないので、なかなか手が出ないことも度々。


結婚したての時は、私が仕事を辞めてしまったこともあり、経済的にきつく、母が買ってくれたりしたこともありました。


そんな時、義母は私にこう言いました。
「みゆうちゃんは、お母さんから化粧品買ってるの?」

「そうですね。。買ったり貰ったりしてます」

貰ったり??それはどういうこと?
義母の目が輝きました。

高いので母が買ってくれたりすることもあるってことです。

そう説明した後、なんだか嫌な予感がしました。


「そうなの?じゃ、それを少し分けてもらえないかしら?」

ん?どういうこと??


「みゆうちゃんが買ってもらったものを私も使えるようにしてほしいのよ!自分の部屋に置くんじゃなくて、洗面所に置いてくれると、私も使えるし。。
無くなったら、またもらえばいいじゃない?」


サラッとこの人すごいこと言う。。
私、固まります。言葉を探します。


義母は続けます。
「あ!それならこれはどう?試供品をたくさんもらってもらえれば私がそれを使うわよ!
あ!友達に、試してみて!って渡すことにして、たくさんもらってきなさいよ!」


私はなんて答えたらいいの!
義母のその自信に満ち溢れた態度はなんなの?
それを正解だと思っているの?

「母に伝えておきます」

それだけ言って義母から離れました。

「洗面所に置いといてね!」
後ろから叫ばれました。

置くもんか!!
無視して部屋に戻りました。あつかましいにも程がある!!

怒りというより呆れてものが言えない。

しばらく義母は、なんで置いてくれてないの?使えないじゃないの?
そう言い続けてましたが、曖昧に笑い、逃れていました。


試供品を頂戴!は、それから何回も言われ続けましたが、それものらりくらり交わしました。


弟のお嫁ちゃんのお母様なんて義理で買ってくれてるというのに。。

っていうか、化粧品なんて使ったのみたこともないわ!