#21(1st-48【極限脱出9時間9人9の扉】-[8の扉選択]

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――前回の999。

 

プランA(358)=7/(467)=8

プランB(457)=7/(368)=8

プランC(367)=7/(458)=8

 

(5637)=21=3/(48)=置き去り

(56478)=30=3/(3)=置き去り

 

 

【淳平】俺は……。

 

 

淳平は、そう覚悟して決めた――。

 

 

 

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↓※Spoiler warning※

#21-Novel modes- [C_Deck]

2017/07/25

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■Cデッキ-[大病室]

C_Deck_Large hospital room

 

 

 

【淳平】わかったよ……。仕方ない……。

それじゃ俺は【8】の扉を選ぶよ。

【サンタ】そうか……【8】だな。

すると必然的に、紫は【7】ってことになるわけだが……

【紫】……え!? ……どうしてですか!?

 

 

前回のサンタが説明してくれましたが、今回は淳平が紫に(34)(56)(78)の3パターンが一緒に入れないという説明をしてくれます。

 

 無理矢理【3】に入ったら……

(5637)=21=3/(48)=置き去り

(56478)=30=3/(3)=置き去り

 

 

 

 

【淳平】おいおい、そんな今生の別れみたいな言い方するなよ。

離れ離れになるって言ったって一時的なものだ。

最初の【4】と【5】の扉の時だって、そうだったろ?

チームは2つに分かれたが、結局はこの部屋で合流することになった。

きっと同じだよ【7】と【8】の扉も。

【紫】どこか先のほうで繋がってると……?

【淳平】ああ……おそらくな

【紫】おそらくって……

 

 

 紫が淳平と組めないことに絶望的な顔をし、淳平も紫と同じ気持ちになるけれど、無理をして紫に笑顔を見せ続け、そんな二人を見ていたセブンが以前、ニルスが言っていた<合流説>の話を唱えて紫をなだめます。

 

なだめないと、淳平は勢いだけで【3】に行きそうですからね。……ん?

……だから、サンタは【3】の扉をダメと言った……?

あれ? もしかしたら、サンタは八代と同じように淳平が【3】を選ぶと分かっていたから、【3】に行かないように誘導したのか??

 

 

んー。とりあえず【3】は危険なので、プランCで(367)は【7】に入り、(458)は【8】に入りたいと思います。

 

 

 

【八代】準備はいい?

【淳平】ああ……

【四葉】うん……。

【八代】行くわよ。

 

 

扉の前に立つ。

八代と四葉が先に走り、自分も入ろうとするのだが……。

 

 

 

 

【淳平】紫……!

【紫】淳平くん……

 

 

思わず、【7】の扉を見ると、同じようにナンバリングアを通過しようとする紫と目が合う淳平。

互いにうなづきあうが、一瞬、淳平の足が躊躇してしまう。

 

 

 

【八代】なにやってんの!

 

 

その様子を見ていた八代が、淳平の足を進ませる為に、強烈な勢いでゲートの中に引きづり込んで、道を正そうとする。

 

 

 

 

【八代】ふうー、止まったわね。

 

 

いつも通り、DEADで承認を行い、電子音が停止する。

八代が額に噴出した汗を拭く。

 

 

 

【四葉】くだらない……

【八代】ふん、可愛くない女。絶対モテないタイプよ、あれ。

【淳平】……この組み合わせにしたのは失敗だったかもしれないな

 

 

それに対して、何も動じす、先に進んでいってしまう四葉。

嫌みったらしくそう言いながら四葉を追う八代に続いて、淳平もため息をつきながら、淳平も二人の後を追った。

 

 

 

 

通路の先は行き止まりだったが、左手に【Laboratory(実験室)】とかかれたプレートがある部屋が見つかった。

 

 

 

 

その扉を開くと。

その部屋は弧を描くような湾曲した壁によって2つに分離された部屋だった。

 

 

 

 

 

【淳平】なんだ、ありゃ。

【八代】気味が悪いわね……

 

 

扇状をした部屋に横たわっていたものは、車の衝突実験に使われるようなダミー人形。

その頭部には、いくつものケーブルが刺さっていた。

 

 

【淳平】ん、そういえば四葉は……?

 

 

陰鬱な顔をしたまま、入り口付近にとどまったままでいる四葉。

その寂しげな姿は気の毒さえ思えた。

 

 

 

 

【淳平】大丈夫か……?

 

 

彼女を心配して話しかける淳平なのですが。

ほっといてくれと四葉に大声で拒絶され続けます。

 

 

 

 

【四葉】きっとなにかあったんだよ……

なにか……よくないことが……

 

四葉、心が折れそうかとおもいきや、完全に諦めてませんね。

色々と推理してるから邪魔すんなって感じでしょうか?

 

で、大声で拒絶されたもんですから、向こう側にいいた八代がただならぬ気配を感じて、声を潜めながらやってきますが、大事になってしまったので、四葉はその場から去っていくのですが……。

 

 

 

四葉がダミー人形のある部屋へ入った瞬間。

頭上から柵が落ち、四葉が孤立します。

 

 

 

勿論、八代と淳平で柵を持ち上げるのですが……案の定、持ち上がらず。

淳平たちは、この部屋に持ち上げる術があると調査を開始します。

 

 

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