#18(1St-4ルート【極限脱出9時間9人9の扉】-[ニルス捜索後①]
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――前回の999。
RED基盤捜索後、今度はニルスが行方不明になっていた。
淳平たち(1345678)は、再び全員でニルスを捜索するが、結局、見つからなかった。
ニルス、どこへ行ったんだ――？！
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※Spoiler warning※
※ネタバレ 注意※
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#18-Novel modes- [C_Deck]↓
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■Cデッキ-[大病室]
C_Deck＿Large hospital room
【八代】ひとり……犠牲になってもらう人間を決めない？
ニルス捜索を終えて、大病室に戻ってくる(13456789)。
――結局、ニルスはどこにもいなかった。
この大病室でニルスが戻ってくるのを待っていても、本格的にニルスを探そうにも、(1345678)では捜索範囲が限られてしまう為、身動きが取れない状態になる…………。
そこで――。
八代が『一人を犠牲にして先に進むこと』を提案してきます。
八代曰く。
これだけ探してもニルスが見つからないということは、先ほどのREDの基盤紛失事件で、ニルスが【３】【７】【無印】【８】のいずれかを通過してしまったのが妥当だと言います……。
んー、RED基盤捜索中に出会ったサンタの会話で、『誰が基盤を抜いたのか？』っていうのがありましたが、これがゼロの犯行にせよニルス単独にせよ、ナンバリングドアのルールでは【81秒ルール】があるので、通過するにはニルスだけでは通過できないんですよね……船の造りが一方通行だし、戻るには、これもドアを通過するか鍵を入手するしかない。
でも、一番乗りの八代が慎重発言をしていないし、捜索時間が一番遅かった淳平も爆発音や誰ともすれ違っていないことろをみると、ニルスは八代が言う通りDEADの先に進んでいると思われ、しかし、ニルス本人の意思で進んだのかどうなのかは不明です。
――――と、いうことで、先に進むのですが。
現在の人数は７人（1345678）。
ナンバリングドアは【３】【７】【８】。【無印】にはREDがついていないので、除外。
ナンバリングドアを進もうとすると、進めるのは３人～５人までなので、ルール上、２人と５人の組み合わせは却下。
そして――。
通過できる数である<4人と３人のチームに分かれたら３人が脱落する＞という話が次に出てきます。
これが『一人を犠牲にして先に進むこと』という意味です。
=========選択肢/ branch=======
<4人と３人のチームに分かれたら３人が脱落する
――そのことを……>
・疑問に思う←1St選択中
・特に疑問に思わない
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1ｓｔ分岐：【疑問に思う】を選択。
何故、そんなことを彼女が言い出したのかというと……。
1456で7に入ると、378は9で置き去り
1587で3に入ると、346は4で置き去り。
3567で3に入ると、148は4で置き去り
138で3に入ると、4567は4で置き去り。
368で８に入ると、1457で8に入れるが、同時に入れない。
そして、戻って来る道が不明なので、結局、置き去り。
更に――これは、ニルス捜索時に八代に話しかけると、八代から共闘の申し込みがされたように、八代の(8)という数字が大きく関係しています。
八代が３人で378に入れるパターンは6通り(重複は抜く)。
813=12=3
817=16=7
835=16=7
836=17=8
845=17=8
867=21=3
八代が気にしているのは恐らく……。
813=12=3/(4567)=22=4
817=16=7/(3456)=18=9
835=16=7/(1467)=18=9
836=17=8/(1457)=17=8
845=17=8/(1367)=17=8
【８】の扉には入れるが、他の扉に進めない。
先発隊と後発隊にしても、戻れなければ全滅。
結果、誰が【８】の扉に入るかで争いが始まるのを危惧し、自身の生存率を高める為に、(5)のバングルを所持している淳平と組もうとしたのです。
【紫】そんな――ひどすきます！
【八代】なにがひどいって言うのよ！
と、いうことで。
やっぱりもめました。
八代の意見に紫が頑なに反対し、八代と大喧嘩になります。
八代の言い分は。
「全滅するぐらいなら、一人犠牲にする」と、いう感じ。
紫の言い分は
「既に死亡しているのだから、全員で脱出する」と、いう感じ。
八代の言い分はひどいけど、取り残される可能性大の八代も必死だ。
八代的には自分が淳平と組もうとするには、理由があり、淳平(5)と紫(6)が常に組んでしまうと他の数字も手詰まりになりかねないので、極力離しておきたいたい数字でもあるのだ。
……八代が悪役に回らなければ、何もできずに海の底に沈んでた可能性もなきにしもあらずですが、その二人の喧嘩を見ていたサンタとセブンは八代に参加します。
そして、この原因の渦中にいるであろう四葉に悪魔のささやきが……
【八代】あなたのお兄さん、ニルスはたぶんナンバリングドアの先にいるはずよ。
これだけ探しても見つからなかっただもの。そう思わない？
【四葉】……
【八代】一緒に行きましょう……？
ずるい、ずるすぎる！！
がっつり脅迫なのに、四葉がうなづいてしまいます。
完全に八代が悪役に回ったことで投票数は(3478)ｖｓ(6)
5と6は一緒に入れないので、投票は言ったもん勝ちになりそうです。
【一宮】そんな必要はないよ
ここで一宮……。
そうなんだ。そうなんだよ。そう言ってしまいたくなるんだよ。
さっきの八代の話で出た数字から一宮(1)を引くと【８】の扉と【７】の扉に入れちゃうんだ！
835=16=7/(1467)-(1)=17=8
836=17=8/(1457) (1)=16=7
845=17=8/(1367) (1)=16=7
【紫】そんなのダメです！！ ダメに決まってるでしょう！？
【一宮】私はきみたちを信じてるんだ……必ず戻ってきてくれるとね
紫が慌てていさめに入りますが、どうも一宮は犠牲になる為に残るのではなく、＜救助を待つ＞考えのようです。
しかし、この船が洋上のどこに位置してるのかもわからない上に、５時間以内に戻ってくるのは無茶に決まってると淳平が言います。
【一宮】だったら……きみが、私の代わりになってくれるとでも言うのかね？
それとも紫くんを置き去りにするのか……？
――行きたまえ、わたしのことはかまわずに……。
一宮の威厳に満ちた声に淳平は言い返すことができない。
紫、サンタ、セブンが複雑な顔をしてる一方。
八代は目を輝かせながら言う。
【八代】それじゃ、お言葉に甘えさせてもらおうかしら
【一宮】ああ、そうしてもらえると助かるよ。
私はここで、一休みさせてもらうよ。
年のせいか、最近疲れやすくてね
その八代に笑顔で答える一宮は、近くにあったベッドに腰掛ける。
その様子に誰も、何も言い返せない。
しばらく、沈黙が続き――――。
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