#7【極限脱出 9人9時間9の扉/999】攻略日記-№007

コードネーム

====================

――前回の999。

【鳥の巣】く、くるな!!!

 

鳥の巣頭の男は、四葉の首筋にナイフを押し当てた――。

※20170508投稿分

==========================

※Spoiler warning※

#7【Nine Hours, Nine Persons, Nine Doors/999】-07

※本文太文字フォント

※私のコメントは通常フォント

※Spoiler warning※

==========================

 

■Bデッキ-中央大階段付近

(B_deck-Central_Staircase)

 

 

【淳平】なっ……!?

 

 

ナイフを男は四葉の首筋に押し当てている。
 


【鳥の巣】そ、そ、そ、それ以上近づいてみろ! こいつの喉笛に、か、か、か、風穴が、あくことになるぞ!

 


ナイフと四葉の喉にあて、けん制する鳥の巣頭の男。
 

 

【ニルス】四葉……大丈夫かい?
【四葉】う、うん……。大丈夫……。


その四葉に優しく声をかけるニスル。



ニルスは四葉と知り合いみたいですね。
最初に淳平と出会った時も、中央階段の右翼側で四葉と一緒でしたし、四葉の肩に手を乗せてましたからね。


そう言ってる間に――。


男が壁際に後退し、間合いを保ちながら、淳平たちも前に進みます。
ほどなくして、男は壁にぴたりと背中をつけて言った。



【鳥の巣】左だ。左を見ろ。壁に装置が付いてるだろう?
その脇のスキャナーパネル――円盤の所に手の平をのせるんだ。

 

 

こちらを向いたまま、手探りで四葉は背後の装置に触れる。 と同時に、電子音と上部の表示板にアスタリスク【*】が1つ灯った。

 

 

そういえば。

淳平の閉じ込められていた船室にも、スキャナーパネルにあるタコのような装飾がありました。

ドアのロックを解除する青いカードリーダ装置で、それも認証する時に音がしましたね。

 

ってことは。鳥の巣男は【5】の扉を開けさせるみたいです。

 

 

【鳥の巣】確かおまえだったよな? バングルナンバーが(1)番のやつは……。

 

 

続いて、一宮にも認証をさせます。 

これで装置には、四葉の(4)と一宮の(1)が入力されたことになる。 

4+1=5 しかし、これでは開かない。 

ゼロ曰く、ナンバリングドアを開けられるのは、【3人~5人】まで。

 

 

【鳥の巣】さ、さ、さ、下がれ……。

 

 

鳥の巣男が告げる。

一宮は2、3歩足を引いた。

 

 

ちょ……ちょっと……あれ?

 

 

【鳥の巣】も、もっとだ! もっと下がれ!

もとの場所へ戻るんだ!

 

言われるがままに、一宮はしりぞいた。

 

 

何で一宮を戻すの?

 

 

【鳥の巣】ケケッ……、ケケッ…………。 

ウケケケケケケケケッ!!! き、き、き、聞き分けのいい連中ばかりで助かったよ! 

これでどうにか命拾いすることができそうだ! 

 

男は装置のスキャナパーネルを後ろ手に叩いた。

 

 

き、気持ち悪い……。 

やっぱり、自分を加えるのか。鳥の巣男は【バングル9番】。

4+1+9=14

1+4=5

数字根は【5】。

 

 

 

続けて装置のレバーに手をかけると、男はそれをもぎ取るように押し下げた。 

扉が開いた。 重々しい金属音を奏でながら……。 

と同時に、男の腕が四葉の胸元からするりとほどけた。 

 

 

【鳥の巣】ほ、ほら、こいつは返してやる……よっ! 

【四葉】キャッ!

 

男は四葉の背中を大階段側へ突き飛ばす。 

弾みで転んだ四葉をニルスが回収すると――――。

 

 

【鳥の巣】そ、そ、そ、それじゃ皆さんお達者で。

 ぼくはひと足お先に、失礼させてもらうことにするよ。 では……。

 

 

開け放たれた扉の奥へと駆け込んでいった。

 

 

【淳平】待て――!

 

 

ひと声放ち、走り出す淳平――。 

しかし、飛びかかるのは遠すぎた距離。 男が片手を挙げて薄ら笑いを浮かべる。 

直後――扉が吸い寄せられるようにバシャリと閉まった。

 

 

【淳平】くそっ! やっぱりダメだ、びくともしない!

 

 

あー、やっぱり1人で行きましたね……。

 

淳平は無理やりドアノブを開けようとするが、鉄の扉は開かない。

 

 

その時ふと、踊り子――【八代】が小さくつぶやいた。

 

 

【八代】ねえ……なにか音が聞こえない? 

【淳平】音……? 

【八代】断続的な……電子音みたいな音が…… 

【紫】確かに……聞こえますね…

【サンタ】なんの音だろう……?

 

 

淳平は扉にへばりついて耳を澄ませた。 他の者たちも、扉の表面に群がる。

 

 

ああ……。 

音を出してプレイしてる方なら、わかりますね。 

ゲーム開始時に聞いたカウントダウンの音です。 

 

鳥の巣男がナンバリングドアドアを開けてから鳴ってますけど……なんでしょ?

 

さらに続けて、扉側から鳥の巣男の悲痛な叫び声が聞こえてきます。

 

 

【鳥の巣】くそっ!! なんでだ!! なんで止まらないんだ!!

 は、は、は、話が違うじゃないか!! 

【淳平】話が違う……? 

【鳥の巣】こ、こ、こ、こんなはずじゃなかったのに!! 

頼む!! 助けてくれ!! ここから出してくれ!! だしてくれぇぇぇ――っ!!

 

 

戦慄に満ちた声色が、扉からにじむように伝わってくる。

 淳平たちはそこからしりぞき、互いに顔を見合わせた。

 

 

「止まらない」って……やっぱり電子音のことか。

 

男の声がそれほど遠くへ行っていないので戻ってきたので。

この電子音が止まらないから、先に進めないって感じですかね。

 

止めるためにナンバリングドアを開けてこちら側に戻ろうとしてるのか……。

どの道、男は扉を叩き、こちら側に助けを呼び続けている。

 

このあまりの状態に、ドアノブの前にいた淳平が、今度はスキャナパネルに自分を認証してドアを開けようとするのですが――パネルハ無反応。

 

 

【淳平】…………

『ENGAGED』…………使用中だと?

 

 

ナンバリングドアの先へ進んだら、音を解除しない限りこのドアは使用中ってことなのか――?

 

 

 

【鳥の巣】あ、ああ……ダメだ、もうダメだ、時間がない…!! 

聞いてくれ!! ぼくはだまされたんだ!!

あいつに!! あいつに!! あいつにぃぃぃ―――っ!! 

うっ……ううっ……うぁぁ…… 

うあああああああああああああああ――っ!!!!!!! 

………………。 

……。

…。

 

突如轟いた爆音――。

 

 

全員が身をすくめて、その場に立ち尽くしていた。 

誰も、何も、言わなかった。 静寂が降り積もるように満ちていく……。

 

と、そのとき――、電子音が鳴った。

 

 

認証装置が【VACANT(空室)】に変わってます。

 

 

【淳平】あけてみよう……。

 

 

そこで淳平は、次の2人に声をかけた――。

 

 

==============選択肢/ branch===============
《次の2人に声をかけた/Which pair?》
・一宮と八代(1+8)/Ace&Lotus ←(今回選択)
・ニルスとセブン(2+7)/Snake&Seven
・サンタと紫(3+6)/Santa&June
 ============================

 

 

DSiの初期プレイ時は、「開けてみよう」を言ったのが確かセブンだったので。

2+7にした記憶がありますが、今回も状況が分らないのは今も同じなので。

さっきの一宮と言いだしっぺの淳平と、ついでに八代を入れて開けることにしました。

 

5+1+8=14

1+4=【5】。



【淳平】いいか……? 開くぞ……?



扉が開くと……



【八代】そんな… 

【一宮】なんてことだ…

 

 

【セブン】ああ…ひどいな、こいつは… 

【サンタ】爆死か…

 

【紫】キャァァァァァァァァァ―――――ッ!!!

 

※モザイクかけときました

 

 

男の爆死体を置き去りに、扉が閉まる――。

爆死って…扉を通過するだけなのに? 

なんか男はだまされたみたいなこと言ってましたけど。

 

そして、紫が熱出してパニック状態に――。

 

 

【紫】どうして……。なんでこんなことに……。 

【淳平】なあ、なにか心当たりがある奴はいないのかよ! 

ゼロのこと、ノナリーゲームのこと、なんでもいい!!教えてくれ!! 

一体どうしてこんなことになったんだ!!

 

紫の姿に動揺した淳平くんが声を張り上げますが、皆、顔を背けたり俯いてしまう。

 これじゃ、皆が皆、あやしくみえる。 疑心暗鬼。

 

そして――。

 

時間だけが無駄に過ぎ――デッキ内に再び鐘の音が鳴った。

 

1回――。

2回――。

3回――。

4回――。

5回――。

6回――。

7回――。

8回――。

9回――。

10回――。

 

 

――10時。

 

ゼロのアナウンスから1時間が経過していた――。

 

 

===========================
→next, #8【9人9時間9の扉/999】攻略日記-No008