健康長寿の秘訣と「玄米菜食」、「南瓜・人参・大豆・海藻の摂食」等の食べ物とや生活環境との相関関係 | こうしんの著作権,コンプライアンス日記

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急死した亡母への慙愧…
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■近藤正二「日本の長寿村・短命村―緑黄野菜・海藻・大豆の食習慣が決める」を読んだ。

 

全国の長寿地域と短命地域を主に何を食べているかを調査して廻り、その結果を口述筆記した書籍のようである。

 

結論的には書物の中で繰り返し述べられている通りで、コメや肉や魚を食べていても南瓜・人参・大豆・海藻の摂食があれば、健康長寿になることの結論である。

 

果物は、野菜の代わりにならないことも青森県の例などを引いて述べられている。

 

野菜を取らずに、白米と魚(肉)の大食地域が短命である。

 

医師らしく、生活環境のこともよく調査していて、マラリアの多い島とそうでない島が近接してあって、蚊の発生しにくいよどみなどがない生活環境の大切さも説いている。

 

書籍の中に、「健康十則」があった。

 

(1)「正しい姿勢で読み書き、食事、寝るときも」

 

(2)「充分明かるい所で仕事して、寝るときは暗いところが良い」

 

(3)「常に良い空気の中で生活し寝る時も」

 

(4)「ある程度は良い気温」

 

(5)「日光に親しめ」

 

(6)「毎日、運動」

 

(7)「充分、休養し、安眠しなさい」

 

(8)「寒さ、体を動かし歩くこと等鍛練を忘れない」

 

(9)「科学的にみて清潔に」

 

(10)「正しい食生活」

 

最後の10番目が、長寿村と短命村の歴訪で発見した事実である、南瓜・人参・大豆・海藻の積極的摂食である。

 

 

■20代に東京で弁護士事務所で法律の勉強をしていた時に、金がないこともあって「玄米菜食」を自炊でやっていたことがある。

 

一定の効果はあった。ともかく痩せた。体も軽くなった。指導者は陰陽理論で人間が陽性になるのに玄米を中心とした菜食がよいとの教えであった。肉も魚も数年間は食べなかった。

 

しかし、京都に戻ってきたら、もとに戻ってしまった。今もそうだが。

 

近藤正二の書籍は、古くから玄米菜食の健康食の教えがあって、それには言及がないがどうしてだろうか。

 

ともかくコメは、白米の大食に問題が多いとの指摘であるが、精米せずに玄米のままではどうであろうか。

 

玄米だけしか食べないと、体は激変する。睡眠も短時間で済む。

 

コメという食べ物はコムギと並んで、ホモサピエンスの繁栄をもたらした食べ物であろう。

 

もっとこの点の研究は進めていいのでなかろうか。

 

特に、食医であった大森英桜の書物も最近は刊行されている。陰陽理論であるが、何よりもこの人は実践の人であって、多くの人の命を救い、多くの人を健康にしたのである。

 

真実は隠されているのでないか。

 

構造主義思想と同様の視点が必要な気がしてくる。