私のブログにお越しいただきありがとうございます。
はじめに
脊柱管狭窄症は、加齢などによって脊柱管が狭くなり、中の神経が圧迫される病気で
す。下肢の痛みやしびれ、歩行障害などが主な症状ですが、進行すると膀胱障害が起
こることもあります。
膀胱障害とは
膀胱障害とは、尿意を感じにくい、尿が出にくい、尿漏れするなどの排尿に関する症
状の総称です。脊柱管狭窄症による膀胱障害は、神経根型と馬尾型の2種類に分類さ
れます。
・神経根型:腰椎5番から仙椎1番までの神経根が圧迫されることで起こります。頻
尿、残尿感、尿意切迫などの症状が現れます。
・馬尾型:馬尾神経が圧迫されることで起こります。神経根型に加えて、尿失禁、便
失禁、性機能障害などの症状が現れます。
脊柱管狭窄症と膀胱障害の関係
脊柱管狭窄症が進行すると、馬尾神経が圧迫され、膀胱や直腸をコントロールする神
経機能が障害されます。これが、膀胱障害の原因となります。
症状
・頻尿
・残尿感
・尿意切迫
・尿失禁
・性機能障害
診断
脊柱管狭窄症による膀胱障害の診断には、以下の検査が行われます。
・MRI検査
・CT検査
・膀胱機能僅差
・神経学的検査
治療
脊柱管狭窄症による膀胱障害の治療は、原因となっている脊柱管狭窄症の治療と、膀
胱障害そのものの治療の2つに分けられます。
・脊柱管狭窄症の治療:保存療法(薬物療法、理学療法など)と手術療法があります。
・膀胱障害の治療:薬物療法、カテーテル療法、手術療法などがあります。
まとめ
脊柱管狭窄症が進行すると、膀胱障害が起こることがあります。症状があれば早めに
医療機関を受診し、適切な治療を受けることが大切です。