前回の病理検査から1ヶ月が経ち8月1日。原因不明だった胆管にあるしこりの再検査を行うために再入院をした。入院初日に検査手術しを行い検査を待つ。前回の膵炎がトラウマになっていたので手術することへの恐怖で全身が震えていました。今回は何事も無く終わってくれと願っていたが、またまた最悪なことになった。次は菌血症になってしまったのだ。私はつくづくついていない男である。40度を超える高熱と激しいお腹の痛みで精神と肉体は限界を超えていた。苦しむこと1週間、ようやく病理検査の結果が出たのだが、これも曖昧な検査結果となった。「悪性癌の疑いがある。」というものだった。ただ、まぁ癌であることはほぼ確定である。CT、MRIなどの検査を行い、医師からは胆管癌ステージ1であることが告げられた。すぐに手術を行うことになり手術の日程は9月12日と決まったのだが…私の体はどこか何かおかしい。医師でもない私だがこの体とは45年付き合ってきたのだ。プライドの高い大学病院の主治医にとても言いにくいことなのだが、自分の安心感を持ちたいと願い、セカンドオピニオンに検査をお願いすることになった。そこで言われた病名に私はもちろんのこと、愛する妻や3人の子ども達が驚愕する。