受け入れる為の時間
家族みんなが愛していたこまめが亡くなってから2週間が過ぎました。
何だか毎日が早送りされているような、そんな気持ちです。
仕事中、泣きそうになって、思わずとっさに目を閉じました。
目を閉じていながら下を向き、手さえ動かしていれば
涙が溢れている事を誰にも気付かれない。
そして落ち着かせて目を開ける。
そんな毎日が今も続いています。
悲しいです。
まだ、とっても。。。
あまりにも急で、そして、あまりにもこまめが、私達に残してくれたものが大きくて。。。
やっぱりまだ、亡くなったという事実が嘘みたいで、家の中でこまめを探してしまいます。
ふと目をやると愛用していたオモチャやガムがあり、どこかしら、こまめの匂いがかすかにまだ残ってる。
いつもこまめが遊びに来ていると、私が昼間の仕事の空き時間に家に帰ってくるなり
ここから首を長くしてシッポを振りながら私が家に入るのを待っていてくれました。
リビングの揺れるカーテンの間からヒョコッと顔を出してこっちを見ている姿。
ソファーの上で私にソッポ向いて横になり、寝たフリをするこまめ。
でもホントはかまってもらうのを待ってて目を瞑ったまま、シッポを振っている姿。
こまめ、私の事、からかってる?
それを見てニヤける私。
どれもまだ、昨日の事のようにハッキリ覚えています。
こまめ、ホントにもういないの?
天国のこまめが悲しむからと家族みんなが明るく振る舞っている。
でもみんなが集まれば集まるほど、言わなくても悲しみの大きさみたいなものが通じて、倍になって胸がいっぱいになります。
みんなして無理するから。。。
会話が途切れた時に誰かが涙を流してしまいます。
それにつられてみんなが泣きそうになる。
そんな繰り返し。
家族それぞれがそれぞれの見えない場所で今でも隠れて泣いているのを家族みんなが見て見ぬフリをして。
「こまめ。。。」
私も名前を口に出すと胸が苦しくて涙が溢れます。
あの日からさっきまで予定していたいくつかのイベント事も何となく足を運ぶまでに気持ちが上がらず、ホテルも何件かキャンセルしました。
ちょっとずつ時間が落ち着かせてくれるよ、きっと。。。
そう、自分にも言い聞かせるように妹とも話をして。
少しでも気持ちが晴れるように時が経つのを待とうと思います。
そして、遅いかもしれないけど、
凄く辛いし、嫌だけど、
イヤだけど
ちゃんと受け入れられるように少しずつ心の準備をしたいと思います。