夫と死別してから
どれだけ多くの時間泣いて
どれだけ多くの涙を流してきただろう💧
死別直後は、大袈裟ではなく
朝から晩まで、いつともなく
どんな場所でも泣いていた💧
遺影の前で座り込んでは……
ベランダで洗濯物を干しながらの
いつもの景色を見て……
スーパーでカートを押しながら……
救急車のサイレンが聞こえてきた時……
時には、コンビニでのパートの接客中に
普通に幸せそうなご夫婦を
目の前にして……
そして、色んな手続きを
ひとつひとつ終え
夫の名前が消えていく度……
亡くなる前の1年半ほど
寝るときに使っていた
在宅酸素の機械を、返却する日………
夫の生前、私はその機械を見るたびに、
これを使わないと
生きることさえ困難な夫を思い
日々ため息が出ていたはずなのに、
それが引き取られて、ポッカリあいた
その空間を見たときは、
思わず号泣した
夫がほんとにいなくなったことを
思い知らされて
長い時間泣いた…
1年と数ヶ月が経った今、
毎日毎日、涙を流すことは
なくなったけれど
それでも、私が1番涙する場所は
お風呂の中だと思う。
あの頃から変わらず
お風呂の中では、今でもよく泣いている。
一人になれる場所だからか
色んな感情が込み上げてくる。
考え出すと、負のループにはまり
きりが無いほど落ちこんでいくので、
とにかく無心で、さっさと済ませようと
するのだけれど、
気づけば、
絶望、悲しみ、後悔、懐かしさ、
そして喪失感、虚無感………
様々な感情が、とめどなく巡ってきて
頭の中が混乱してぐちゃぐちゃになる。
そのときはいつも決まって、
お湯を出しっぱなしの
シャワーを掴んだまま、
かなり長い時間泣いてしまう。
シャワーの音に消されるので、
たまに声を上げて泣いてしまうことも。
そして、どんなに泣いても
涙をそのまま流せるから…………。
今、私にとってのお風呂場は、
リラックスできるところではなく
涙する場所になってしまっている
夫が亡くなって
家族の人数が減ったのに、
それでも、いうほど水道代が減らないのは、
私が、シャワーのお湯を出したまま
泣いている時間が、
あまりにも長いせいなのかな
【最期の時間④】の続きを、記事にしようと思いながら、
夫との本当に最期の瞬間を、改めて思い出すことが
やはり怖くて、なかなか書けずにいます。
でもそろそろ向き合って、きちんと残さないと……。