コロナ禍の約2年半、

肺疾患の夫のため、できる限りの対策は

してきたつもりだったけれど、

とうとう恐れていたときがやってきたガーン


夫の同じ部署の、それもとても近い人が、

コロナに感染してしまった。


その日の夜は、なんの症状もないと言って

眠りについたが、翌朝、何となく喉が痛い…………と。


やっぱりか………不安

まだ確定ではないけど、たぶん間違いないと

そう思った。

すぐに、主治医のいるかかりつけの病院で

PCR検査をして、陽性が判明したガーン


幸いなことに、この時期は、医療体制は

まだ落ち着いていたときで、

とても軽症ではあったけれど、

基礎疾患のある夫は

そのまま、すぐに入院となった。


10日間の入院期間、少し熱が上がったりは

したが、解熱剤もうまく使いながら、

結果、本当に軽症のまま、コロナは完治した。


退院してきて感じたこと……


基礎疾患があると怖いと、主治医も、テレビでも、散々言ってたけど、なんてことなかったじゃない………と。


日々、病気を抱えながら、忙しく過ごしてい

た夫は、

10日も病院でゆっくり過ごせたため、

とてもイキイキしていて、

なんならここ数年の中で、1番元気に見える………と。


とても安心した照れ




しかし、コロナという魔物は、やはり

そんな甘くはなかったのです真顔真顔真顔



夫がコロナに感染したのは、

2022年の10月。


少し時間がたって、12月に入る頃、

咳込むことが多くなり、

痰が絡んで、自力ではなかなか痰を

出せないことも多くなった。

仕事もなんとかこなしていたものの、

体力的に、だんだんキツくなってきた汗うさぎ


コロナの後遺症が、遅れてやってくる……

というのは聞いたことがあったけど、

まさしくその状態だったのです。


健康な人なら、絡んだ痰を、自分で出す

ことが、普通できるけれど、

夫は、手術で肺の一部を切除している上に、

コロナ感染によって、

肺の形が変化したようで、

絡んで溜まった痰を、自分で出すことが、

とても困難になってしまっていた。

主治医によると、病院でも、簡単には

溜まった痰を出す手段はないと……。


なにかの拍子に、痰がうまく

出ることもあったけど、

基本、多くの時間は、苦しそうにしていた。


そうこうしているうちに、

2022年の年末、肺炎を起こして、

入院することに………。


結果的には、夫の生涯の最後になって

しまった年末年始は、

病院で迎えることになったえーん

もちろんコロナ禍なので、

面会できるわけでもないままに……。


このときの肺炎は、年末年始をまたいだ

10日ほどで退院はできた。


でもその後、

たった3週間後の

2023年1月26日……

会社で体調不良を訴えて、

救急車で運ばれた夫は、

またもや肺炎を起こしていた………ネガティブ




その日からの一週間、

夫の生涯の、最後の一週間、


私は、人生で最も苦しく、

生きた心地のしない時間を過ごすことになる。


この先の私の人生でも、

きっとこれ以上に

つらく、苦しい時間は

もうないだろうな……と思う。