あの女、アユ


「電源を切らないと誓った日」

に出てきた女ね。



付き合ってたんだって。


そう、コウタが笑いながら電話してきたよ。



シュウがうちに会う度泣いてた頃。


彼氏と別れてほしいって

俺と付き合ってほしいって

言ってたあの頃。



あぁ、

そんなもんか


って思った。



うちがだめだったら

代わりの女はいるんだ。

保険があるんだ。




なるほどね…




はい、即効会って話し合いー


うちと付き合う前の話だし

何も言えないんだけどさ。

言ったけど(笑)



過去の話ほじくってもきりがない

わかってるけどむかつく


シュウと関係持った女は

全員殺してしまいたい。


うん(*´ω`*)



初めて濡れなかった。


そんなすごいショックって

分けじゃなかったのに

もっと悲しい裏切りされた

ことだっていっぱいあるのに


なんでかな


ただ、

その時強く思ってたのは



他の女触った手で

うちに触らないで。



 

ぎこちなく車に乗る。



「なにしに電源切ってんの?

俺が、連絡取れないとか

一番イラつくって知ってるよな?


ほんとありえねぇ…

お前何考えてんの?


“もう嘘はつかない”って

こないだ約束して、今回は

“もう電源切らない”って約束?


そんなんいちいちやってらんないよ

もう無理。こんなんなら別れたい。」



はっきり言われた


「別れたい。」



自分の心臓の

鈍い音が聞こえた。



息が止まりそうになった。



やっと付き合えたのに

こんなことで別れちゃうの?


…もう終わりなの?



「電源切ったのは悪かったよ…

けど、不安にさせたのはシュウじゃん


今まで色々してきてたヤツのこと

そう簡単に信じられないよ。


電話切られて、ごめんってール

送ったのに返答なかったじゃん。


携帯を気にしちゃう自分が

嫌で電源き切ったの。


…でも…嫌いにならないで

別れたくないぃ…」



(※この会話は軽く簡単に

まとめたんで、長文になってます;)



言い終わった頃には

ぼろぼろ出てきた涙で

ぐちゃぐちゃだった。



「過去のこと言ったらきりない…

それは本当ごめん。


…でも携帯の電源

切られるのは本当に嫌だ。

連絡取れないとどうしようもないしょ。


ナツを嫌いになったんじゃない。

こんなのが続くなら

別れようって言ったの。」



やっと「お前」から「ナツ」になった。



シュウはいつもそう。


喧嘩すると「お前」って呼ぶ。

うちはそれが一番イヤだった。





この時、夜中の3時を過ぎていた。



友達を待たせてたし、

話し合いは一時間弱で終わらせて、
友達の家に静かに戻った。


泣き止み、落ち着いてから

シュウにメールを送った。



【ごめんね。信じるから。

もう過去のことは気にしないよ

とは言えないけど、

考えないようにするね。

おやすみ。。】


【言いたいことあるなら

溜めないでその場で言ってこい!

大好きだよ、おやすみ(-.-)Zzz】




“大好きだよ”

その一言にずっきゅーん


なかなおりしましたとさっ


 


付き合った3日後のこと



友達の家に泊まっていた。

宅呑みしまくる夏休み。


その友達がコウタと電話していて、

こないだのことがあったけど…

少しだけ電話で話した。


うちは1回しか会ったことのない、

コウタの女友達、アユの事について。


今精神的な病気で入院中らしい。


『退院の日をシュウが知ってる』


コウタがそう言った。


『俺が知る前に知ってたよ。

アイツ等、連絡先知ってるし

遊んだこともあるし。

ナツと付き合ってからは

どうか知らんけど。』



まさか…アユと…?


関係があるのか疑ってしまう


は?って感じ。

またか。

また裏切られたのか。


頭がサーッて貧血に

近い状態になった。


【電話して】


シュウにメールを送ると、

すぐに電話がきた。



『なしたぁ?』

『アユと連絡とってんの?』

『へ?』

『とってんのかって』

『ナツと付き合う前は…』

『遊んだ事あんの?』

『ナツと付き合う前はね…』

『今は遊んでないし

連絡とってないんだね?』

『うん』

『…そっか、わかったよ。

またメールするね バイバイ』



シュウの言葉が信じられず、

イライラしながら電話を切った。



そんなすぐに信じられないよ

今まで何度裏切られてきたか…


せっかく彼女になれたのに

…またこんなの?


なんも変わってない。



そんな時、シュウからメールが。


【会いたい(;_;)】

【うちは会いたくない】

【なんで?】

【なんでも】

【嫌いになったの?】

【違うよ】


すると電話がきた。



友達は一人で笑ってる程

酔っ払っていて…


真面目な話をしてる最中に、

ちょっかいをかけてくる。


そんな声がシュウに聞こえて、

電話をいきなり切られた。


急いでメールをする。


【なんで切ったの?】

【会話にならないからね】

【ごめん】



…10分経っても

返信がかえってこない。


1分でもすごく長く感じた。


ましてや10分なんて

1時間くらいに思えた。


メールもこない。電話もこない。


何度もセンターに問い合わせして、

受信メールがない事にヘコむ自分。


携帯ばっかり気にしてる自分。


シュウを信じきれない自分…。


そんな自分に無償にイライラした。


酒も入って冷静になれない。

どんどんイライラが増して、

狂ってしまいそうで……



携帯の電源を切った。



携帯をしまって、

お風呂に入った。


1時間程度


上がってすぐ

やっぱり気になって

電源を入れた。


メールが2通と、着信は

電源切ったから表示されない。


1通目のメール


【何してんの】



2通目のメール


【まじ何しに電源切ってんの?

もぉお前の事信じれないし

連絡しなくていいわ じゃね】



気絶しそうになった


そのトキ、シュウからの着信



『…まじなにしてんの?』


静かに、低くい声。

完全にぶちギレてる。


とりあえず会うことになった。


シュウが近くのコンビニまで

来てくれて、話す事になった…