家に着き、
彼と別れた事をシュウに報告。
シュウとの電話を切った直後、
1通のメールが…
【やっぱり別れたくない。
俺ナツがいないとダメだ。
もう一度話し合いたい。】
驚いた。
カズキからこんなセリフ
聞いたことない。
うちはフられた側の気持ちが
痛いほど分かってるから、
シカトなんてできなかった。
それに、よくあっさり
別れてくれたなぁと
少し不思議に思っていた。
【話すのはいいけど、
より戻す気はないから…】
チャンスを与えたが、
勘違いされない様に
釘を打った言い方をした。
【とにかく会いたい…
失ってから気づいたけど
俺、ナツの事ほんと好き。
夜会えないかな?】
何通かメールをして
夜、会うことになった。
―夜中の12時過ぎ
近くの公園まで
カズキが来てくれた。
「夜中にごめんね…
でも、本当に別れたくない。」
「うちとカズキは
合わなかったんだよ…
これは仕方ない事だと思う。」
「…順調に3ヶ月も続いて、
俺のこと好きになってくれた
って安心しきってたんだ。
初めての彼女って事もあって…
ナツの気持ち気づかなかった。
本当にごめん。」
「でもカズキは、
それが素なんでしょ?
うち本当はもっと甘えたいし
わがままも言いたかった。」
「俺、変わるから。
ナツのこと大切にするから。」
そんなやり取りが
しばらく続いた…。
「もう一度チャンスが欲しい」
と泣きながら言う彼。
うちが今まで言った事を
聞いてなかったのかと思う程、
自分の意見を通そうとする。
ただただ
「別れたくない」と。
まるで駄々っ子。
もう…最終手段だ。
「…本当は
言いたくなかったけど…」
そう。
別れを決断した理由は
もう一つあった……