佐野美術館入り口にあった等身大パネル。

 

このふたり(ふたつの刀剣)が

 

実際に展示されています。

 

せっかくなのでご紹介を。

 

 

 

 

 

 

 

この方は宗三左文字(そうざさもんじ)さん。

 

刀剣自身は

 

「三好左文字」

 

義元左文字

 

とも呼ばれ

 

「義元左文字」の名で重要文化財に指定されています。

 

佐野美術館でも「義元左文字」で展示。

 

 

 

 

持ち主の変遷がすごい。

 

三好政長(三好宗三

 ↓

武田信虎(武田信玄のお父さん)

 ↓

今川義元

 ↓

織田信長

 ↓

豊臣秀吉

 ↓

豊臣秀頼

 ↓

徳川家康

 ↓

徳川歴代将軍

 ↓ 

建勲神社

 

 

(赤字で書いたのは、この刀剣の名前の由来)

 

 

 

 

 

 

「宗三左文字」が立ち会った

 

歴史的瞬間もすごい。

 

 

 

 

 

① 桶狭間の戦い

 

桶狭間の戦いで今川義元が討たれたとき

 

義元は「宗三左文字」を腰にさしていたという。

 

(それだけ義元に愛されていたんですね)

 

 

 

② 本能寺の変

 

桶狭間の戦利品として

 

信長が「宗三左文字」を接収。愛刀とする。

 

本能寺の変で信長が亡くなるまで

 

信長の手元にあった。

 

本能寺の焼け跡から

 

秀吉が「宗三左文字」を発見。

 

 

 

③ 大阪冬の陣・夏の陣

 

江戸幕府を開き将軍となった家康が

 

「宗三左文字」を腰にさしていた。

 

 

 

 

④ 明暦の大火

 

江戸時代の大火災。

 

死者10万人、江戸の6割が焼けたという。

 

このとき

 

江戸城の天守閣も燃えちゃったんだよな…。

 

 

 

 

 

 

 

「宗三左文字」が焼けた(焼身になった)のは…

 

① 本能寺の変

 

② 明暦の大火

 

③ 本能寺の変、明暦の大火の2回

 

と3説あります。

 

ちなみに美術館の解説では

 

②の明暦の大火で焼け、再刃された…となっていました。

 

いずれにしても

 

「宗三左文字」に魂があるならば…

 

「波乱万丈だったね」

 

「重いものを背負ってきたね」 と

 

ねぎらいたい。

 

平和な現代で

 

ゆっくり、のんびりしていただきたいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この子、いや、この方は不動行光(ふどうゆきみつ)さん。

 

名前にもあるように、刀に

 

不動明王と

 

矜羯羅童子(こんがらどうじ)

 

制多迦童子(せいたかどうじ)が

 

掘られています。

 

それがまた、美しく、味がある…。

 

 

 

 

「宗三左文字」と同じく

 

織田信長に愛された短刀です。

 

美術館のパンフには

 

本能寺の変で

 

信長と運命をともにした…

 

と書かれていますが

 

焼けた(焼身になった)時期は

 

不明。

 

 

 

 

「不動行光」を

 

信長が蘭丸に与えた…という説もあります。

 

「刀剣乱舞」のストーリでもそうなっているみたい。

 

「刀剣男士」の「不動行光キャラ」は

 

信長、蘭丸に愛されたのに

 

本能寺の変ではふたりを守れなかった…

 

その自責の念から

 

酒(甘酒?)におぼれる…

 

という設定のようです。

 

だからパネルも赤ら顔。

 

わかるなぁ、その気持ち。

 

 

 

 

宗三左文字(義元左文字)さん、不動行光さんの

 

刀剣でのお姿は…

 

美術館のサイトで見てね。

 

http://www.sanobi.or.jp/tenrankai_current/

 

 

 

 

 

このブログに書かれていることの8割は

 

家に帰ってから知りました。

 

笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

だいたい

 

「刀剣男士」が展示されていることすら気がつかなかったし

 

(展示の説明はまじめそのものだったしなぁ)

 

「宗三左文字」と「義元左文字」が同一ということも

 

知らなかったから…。

 

滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗

 

 

 

 

 

ただね、実際の刀剣

 

「宗三左文字」と「不動行光」は

 

「刀剣男士」を知らなかった

 

何の先入観のなかった私でも

 

オーラを感じました。

 

印象に残りました。

 

それだけ特別な、すごい刀剣でした。

 

次に彼らに会うまでに

 

刀剣の観賞など

 

さらに勉強します。

 

 

 

 

長い話をここまで読んでくださり

 

ありがとうございます。

 

 

 

 

ごきげんよう ☆ さようなら