週末に突然訃報を耳にする
昭和の終わりから
平成へかけてファンを魅了し
競走馬にしてアイドルとして
若いファンを競馬に呼び込んだ功労馬
「オグリキャップ」
サラブレッドが血統だけで
語られるのなら
彼のように突然変異といえる
怪物が生まれることを
説明するのは難しい
しかし彼は間違いなく
そこに存在した
父ダンシングキャップ
母ホワイトナルビー
笠松で1987年5月にデビュー
6戦目から手綱をとることとなる
当時笠松所属の安藤勝己騎手が
騎乗機会7鞍連続全てに勝利して
中央競馬に移籍してくる
ハイセイコーの現役時代は知らないが
オグリキャップという笠松の怪物が
中央競馬にやってくるという話は
競馬ファンにあっという間に広まった
そして追加登録制度のなかった当時
ダービーに出れない鬱憤を
晴らすかのように
中央のエリートたちを薙ぎ倒す
秋初戦の毎日王冠で古馬勢をも破り
重賞7連勝、一番人気でG1天皇賞秋を迎える
迎え撃つ古馬勢代表は
同じように破竹の連勝街道を突き進む
タマモクロス
同じように血統的に
エリートとは呼べない
芦毛の2頭による
芦毛対決の天皇賞となる
逃げるレジェンドテイオーを
ピタリとマークして進むタマモクロス
オグリキャップは中段7・8番手でレースを進める
しかし先に抜け出したタマモクロスに
追いつくことなく2着に破れる
タマモクロスが史上初の天皇賞春秋連覇を上げ
芦毛対決の第1節は
タマモクロスに凱歌があがった
第2節はJC
凱旋門賞で去年の惜敗の鬱憤を
晴らしたトニービンが
日本での種牡馬生活を迎える
お披露目の場として登場してきた、
日本期待は天皇賞で連勝をのばした
タマモクロス
オグリキャップはこの2頭から
少し離された3番人気でレースを迎える
レースはメジロデュレンとシェディハイツが
レースを引っ張る
タマモクロスの行きっぷりがいつもより悪い
しかしコーナーで先段に取り付くと
直線を向き先に抜け出しをはかる
遅れてオグリキャップとトニービンも
追い出しにかかる
しかしタマモが先に抜け出したと思ったところへ
ピンクの帽子のマッキャロンが
猛然と襲い掛かる
9番人気と低評価を嘲笑うかのように
ペイザバトラーが
栄光のゴールへと真っ先に入る
タマモクロスはこの年初めて敗れるも
2着は確保
オグリキャップは又も同じ芦毛の先輩の
後塵を拝すこととなってしまった
第3節は暮れの大一番
有馬記念
Christmas当日と重なった
第33回有馬記念制覇という
大きなクリスマスプレゼントを
貰えるのはただ1頭
オグリキャップの鞍上は
河内洋がサッカーボーイ騎乗となったため
関東の雄 岡部幸雄に決定し
大一番を迎える
芦毛対決第3弾
2度あることは3度あるのか
それとも3度目の正直か
決着は意外とあっけなくつく
今度は先に抜け出すオグリキャップを
タマモクロスが1/2馬身まで追い詰めたところがゴール
オグリキャップにとって
嬉しく待ち焦がれた
中央競馬移籍後初のG1競争を勝利
サンタさんでっかいプレゼントは
オグリキャップの元に届けられた
ちなみにこのレースでは
アクシデントが一つ
まだデビュー2年目の武豊騎手
菊花賞馬スーパークリークと共に参戦したが
メジロデュレンの進路を妨害したとされ
3着入線も失格、
繰り上がりでサッカーボーイが3着となった
このサッカーボーイ
現役時代はまともな状態でレースに挑むことが
ほとんど叶わず
このレースが事実上引退レースとなる
しかしオグリキャップは
翌年も走り続ける
時にはG1競争の連闘という
異例のローテーションにもめげずに
最後の引退レースで勝利して
G1競争4勝
しかし
G1タイトルだけが勲章ではない
デビュー戦から19戦連続連体
途中14連勝を含む偉大な記録
もし彼が中央のクラシック登録をされていたら
もし今のように追加登録制度があって
追加登録が可能であったら
いや彼の実績はこの成績以上でも以下でも無い
ダービーに出走できなかったことが残念とか
天皇賞馬となれなかったことが残念とかではなく
まだまだ元気でいて欲しかった彼が
もうこの世にいなくなってしまったことが
残念でならない
オグリキャップよ
たくさんの思い出をありがとう
昭和の終わりから
平成へかけてファンを魅了し
競走馬にしてアイドルとして
若いファンを競馬に呼び込んだ功労馬
「オグリキャップ」
サラブレッドが血統だけで
語られるのなら
彼のように突然変異といえる
怪物が生まれることを
説明するのは難しい
しかし彼は間違いなく
そこに存在した
父ダンシングキャップ
母ホワイトナルビー
笠松で1987年5月にデビュー
6戦目から手綱をとることとなる
当時笠松所属の安藤勝己騎手が
騎乗機会7鞍連続全てに勝利して
中央競馬に移籍してくる
ハイセイコーの現役時代は知らないが
オグリキャップという笠松の怪物が
中央競馬にやってくるという話は
競馬ファンにあっという間に広まった
そして追加登録制度のなかった当時
ダービーに出れない鬱憤を
晴らすかのように
中央のエリートたちを薙ぎ倒す
秋初戦の毎日王冠で古馬勢をも破り
重賞7連勝、一番人気でG1天皇賞秋を迎える
迎え撃つ古馬勢代表は
同じように破竹の連勝街道を突き進む
タマモクロス
同じように血統的に
エリートとは呼べない
芦毛の2頭による
芦毛対決の天皇賞となる
逃げるレジェンドテイオーを
ピタリとマークして進むタマモクロス
オグリキャップは中段7・8番手でレースを進める
しかし先に抜け出したタマモクロスに
追いつくことなく2着に破れる
タマモクロスが史上初の天皇賞春秋連覇を上げ
芦毛対決の第1節は
タマモクロスに凱歌があがった
第2節はJC
凱旋門賞で去年の惜敗の鬱憤を
晴らしたトニービンが
日本での種牡馬生活を迎える
お披露目の場として登場してきた、
日本期待は天皇賞で連勝をのばした
タマモクロス
オグリキャップはこの2頭から
少し離された3番人気でレースを迎える
レースはメジロデュレンとシェディハイツが
レースを引っ張る
タマモクロスの行きっぷりがいつもより悪い
しかしコーナーで先段に取り付くと
直線を向き先に抜け出しをはかる
遅れてオグリキャップとトニービンも
追い出しにかかる
しかしタマモが先に抜け出したと思ったところへ
ピンクの帽子のマッキャロンが
猛然と襲い掛かる
9番人気と低評価を嘲笑うかのように
ペイザバトラーが
栄光のゴールへと真っ先に入る
タマモクロスはこの年初めて敗れるも
2着は確保
オグリキャップは又も同じ芦毛の先輩の
後塵を拝すこととなってしまった
第3節は暮れの大一番
有馬記念
Christmas当日と重なった
第33回有馬記念制覇という
大きなクリスマスプレゼントを
貰えるのはただ1頭
オグリキャップの鞍上は
河内洋がサッカーボーイ騎乗となったため
関東の雄 岡部幸雄に決定し
大一番を迎える
芦毛対決第3弾
2度あることは3度あるのか
それとも3度目の正直か
決着は意外とあっけなくつく
今度は先に抜け出すオグリキャップを
タマモクロスが1/2馬身まで追い詰めたところがゴール
オグリキャップにとって
嬉しく待ち焦がれた
中央競馬移籍後初のG1競争を勝利
サンタさんでっかいプレゼントは
オグリキャップの元に届けられた
ちなみにこのレースでは
アクシデントが一つ
まだデビュー2年目の武豊騎手
菊花賞馬スーパークリークと共に参戦したが
メジロデュレンの進路を妨害したとされ
3着入線も失格、
繰り上がりでサッカーボーイが3着となった
このサッカーボーイ
現役時代はまともな状態でレースに挑むことが
ほとんど叶わず
このレースが事実上引退レースとなる
しかしオグリキャップは
翌年も走り続ける
時にはG1競争の連闘という
異例のローテーションにもめげずに
最後の引退レースで勝利して
G1競争4勝
しかし
G1タイトルだけが勲章ではない
デビュー戦から19戦連続連体
途中14連勝を含む偉大な記録
もし彼が中央のクラシック登録をされていたら
もし今のように追加登録制度があって
追加登録が可能であったら
いや彼の実績はこの成績以上でも以下でも無い
ダービーに出走できなかったことが残念とか
天皇賞馬となれなかったことが残念とかではなく
まだまだ元気でいて欲しかった彼が
もうこの世にいなくなってしまったことが
残念でならない
オグリキャップよ
たくさんの思い出をありがとう